EOS学園ポートレート基礎講座 土屋勝義教室(2回目) | カイザーのブログ

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昨日(2015年7月26日)の日曜日は、標題の
EOS学園土屋組基礎講座の第二回目。
撮影実習でした。

いや、めちゃくちゃに暑くてたいへんでした。

土屋先生も、
休み休み。手を抜いて。さぼってやりましょう
というぐらいに暑くてたいへんでした。

気象庁発表最高気温が35.8℃とかだそう
ですが、日射しのあたるアスファルトの上
では当然+10℃ぐらいにはなるわけで、風が
吹いても熱風という始末でした。

それはさておき。

さて、まずは築地本願寺前で集合。

(1)築地本願寺
築地本願寺

この日は、第1回目に参加できなかった仙台
からの参加者2名も加わりまして,京都からの
参加者1名(午前中に土屋先生と築地場外市場
の撮影にも参加されていた)も加わり,20名。

これに加えて,小石川高校の写真部の人たちが
数名加わる大所帯でした。

諸注意のあと,撮影場所へ移動。

先週私が事前ロケハンした公園は、なんと工事が
開始されたので,当日急遽場所変更。
聖路加タワー近くの公園に行くことになりました。

先週の暑い中,スタジオ撮影を断念してまでロケハン
した努力が全く無駄に。(涙目)

到着すると,土屋先生から本日の趣旨の説明。

逆光で,キラキラするリムラインを活かした写真
を撮りましょう、ということのようです。

(2)熱血教室
熱血教室
で、モデルさんを立たせて,レフを配置して,
模範撮影。

(3)模範撮影
小島美香さん
モデルさんは,小島美香さん(ブログ
実際の土屋先生は200mmでのフルショット。

で、このあと、レンズの焦点距離ごとにチーム分けをして
1. そのチームで撮影する場所を決めてください。
2. 背景を決めたら交互に撮り合って,土屋氏に見せる。
3. 土屋氏の承認が得られたら、もう一度各自で撮り合って
 構図を追い込んでみる。
4. モデルさんを呼んで,その場所で撮影する。
という流れになりました。

私は初回参加ですので,初めよく流れが判らなかったの
ですが,最終的な形を見ていると,どうやらそう先生は
したかったみたいです。

次回講評会において作品を一枚(通常は二枚ですが、
今回はあまりの暑さに参加者があまりうまく撮れてない
ことを鑑みて、一枚になりました)提出,というのが
最終的な着地です。

私は中望遠レンズの組に参加。EF85mm F1.2LIIの1本
勝負になりました。(途中、画角に合わなくて,70-200mm
 F2.8に付け替えたら「ダメ」といわれてしまいました。)

クラスのシステムがどうもよく分かりませんが、機材を
絞り込んだ上で,写真を追い込んでいくことの重要性は
分かるので,その指示に従います。

4-5名ぐらいでの組ごとに公園内をロケーションを探して
ウロウロするのですが,ロケハンもさることながら、
グループ内での意思決定がむずかしい。

で、いろいろ探した中で最初の候補地。
花壇の植え込みのところのお花を背景の色味に
使う場所を選んで,交互に撮り合った写真を
土屋先生に見せたところ,即OK。


(4)ウェストショット_ハイアングル
1-1正面顔(目線なし)
5D3 + EF85mm F1.2 LII, f/1.4 @ISO100

ボカすことと,少し色味を背景に入れたかったのと,
先生指定のリムラインによる輝きを入れこむことが
要件。

表情は、美香ちゃんがややハイアングルの方が良さげ
に見えたので,座らせた上で上から撮っています。

ややレフが強すぎる(というか、この環境では
私は普通ほとんどレフを使わないので,皆が
レフを積極的に使うのに驚きました)きらいが
ありますが、まぁ、ファーストカットならいいでしょう。

で、我々の撮影風景を見た先生のコメントもレフが
あたりすぎ。もう少し背景と構図を追い込んでみて,
と言い残して立ち去っていきました。

ここで勘違いがチームに生じます。

モデルさんも行ってしまったので,その場で追い
込むという意味でなく,別の場所を見つけて,
セカンドカットの撮影のときにもっとよく考えろ,
と言われたと思ってしまったのです。

(いや、実はそういう意味だったのかも知れません。
この時点では2枚提出することになってましたので)

で、次のロケ地を探してうろうろ。

(5)
2-0候補地
この並木をバックにどうか?とチーム内で
撮り合って,土屋先生に見せますと,
「ダメ」とひとこと。

どうやら85-100mmぐらいの中望遠レンズでの
圧縮効果では並木のリズム感はでない、との
ことでした。

ということで、次の候補地を探してうろうろ。

しかし,暑さのために参加者は休み休みに
なってしまい、ペースが上がりません。

結局この並木の隣のところでセカンドカットを
撮影しましたが,モデルの配置や指示などあまり
好みではないままでの撮影(自分の画ではない)
になり,暑さもあって,まぁいいか、と流して
しまいました。

(6)セカンドロケ
2-1次の候補地

土屋先生にしかられそうですが,

「ただ漠然とシャッターを切っただけ」という感じ。

これは厳しい暑さのせいもありますが,なにより
複数の人間で合議制で場所を選び,ポーズを決めて,
同じ画を撮るという仕組み上,
ベテラン組と初心者組とでは意思形成の度合いが違う
ので,大きなハンデかと。

キヤノンあるいは土屋先生の擁護のために述べて
おきますと,先生の趣旨は,
「背景をまず決めて」
「その背景に人物をおけば,あとはシャッターチャンス
だけ追いかければ良く」
「追い込んだ写真が出来る」
ということ。

背景を舞台とすれば,舞台をまず決めなければ
お芝居は始まらず,舞台が決まれば,あとは人物
だけを追いかければ良い,ということなんでしょう。

その通りと思うので,あとはほかの人の舞台選びを
見て回ります。

(7)ウェストショット
1-3脇撮りウェストショット
5D3 + EF85mm F1.2 LII, f/1.2 @ISO100

脇撮りです。我が組の人たちは暑さのあまり休憩中。

講座の趣旨から見て,講評会には提出しませんので,
ここでご披露。

なぜ目線が来ているのか?
200mmで撮っている人よりもうしろから85mmで撮って
いるので,私にも分かりません。

(8)フルショット
1-3脇撮りフルショット
5D3 + EF85mm F1.2 LII, f/1.2 @ISO100

同じく脇撮りです。

提出しないと分かっているカットなので,
f/1.2と絞り開放で攻めています。

キヤノンの85 F1.2LIIの味の分かる一枚ではない
でしょうか。


このあと、土屋先生が,皆の撮影を見た上で,
解説に入ります。

(9)土屋先生とレフの配置
1-3土屋先生とレフ配置
これまた先生は200mmで撮っているので,私の(8)よりも
もっと狭い画角の画になってます。

このあとは脇撮りをするのも悪いので,参加者の方々の
背景選びを楽しみながら、土屋先生について回ります。

(10)噴水の画とレフ配置
2-2噴水とレフ配置

ここは間違いなく抜けの良い場所ではあるので,みな
真っ先に目をつけると思ったのですが,意外に最後に
なってました。
(私なら噴水を人物の前におくでしょうけど。)

200mmでウェストショットを狙っているのか,
70mmでフルショットを狙っているのか?
出来上がりを見るのが楽しみです。

ということで、13:00-15:30まで、30分延長しての
酷暑の中での撮影実習1回目が終わりました。

今回も目新しいことはありませんが、正道を行く
土屋先生のお話が聞けて大変楽しい講座でした。

奇抜なことや目からウロコなことはなく、正しい
ことを積み重ねるいくしかない、ということを
確認できるだけでも重要です。
やはり絶対的に経験不足ですので、思わぬ横道に
それてしまうかもしれませんからね。

で、私の今回の実習結果ですが,次回講評会に
もっていかねばならない一枚を選ばなければ
なりません。

自分たちの組で選定した背景でのカットからの
縛りがなければ、(8)を提出するでしょうね。

自分が選定した背景で,ウェストショットなら,
(4)か、その系列を出すでしょうね。

フルショットがやはり一番実力のレベルが
見えてしまいますので,土屋節の激辛講評を
聞いてみたい。

今回はポージングにやや追い込み不足が見えますが,
セカンドカットからの写真を提出するつもりです。


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