風薫ちゃん(25): ポートレート撮影術 〜アングル 2(基本編Ch7カメラ・アングル) | カイザーのブログ

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私のポートレート撮影術(基本編)のCh3-3「カメラアングル
の選択」の節では、広角レンズでのカメラアングルの変化による
表現効果の違いと、中望遠レンズでのアングル変化による表現
効果の違いについて述べています。

その結果とも言うべき写真が、前項記事の(3)(4)の写真です。
ですので、書かれている内容もおよそ想像がつきますよね。

(3) ハイアングル × 広角レンズ
(4) レベルアングル × 中望遠レンズ
があの結果です。
ポイントは歪曲効果。

端正にモデルさんを撮影する、という目的からはどういう選択に
なり、奇をてらった撮影効果がえたければどうすればよいのか。

で、もうひとつ比較例のご紹介。
これは基本編ではCh7でカメラ・アングルとその持つ意味を
記述した部分に相当します。

(5)ハイアングル
2-1(1)ハイ_正面顔


(6)レベルアングル
2-1(2)レベル_正面顔


(7)ローアングル
ローアングル_腰上_左顔

うーん、風薫ちゃんかわいいですね。
いえ、そういうことではなくて、3つ並べてみましょう。

(5)                                      (6)                                         (7)
2-1(1)ハイ_正面顔2-1(2)レベル_正面顔ローアングル_腰上_左顔

まぁ、感じ方はそれぞれで,見た感じをそのまま受け取って
もらえれば写真というのはそういうもの(くどくど解説や
前書きがなくとも良い写真は眼に飛び込む)とは思ってますが。

とりあえずシンプルな背景に置いた、若いきれいな女性の
笑顔のポートレートであることには3枚とも変わりないです。

しかしながら、あえていうと:
(5)からは特にキュートさが、
(6)からは親しみやすさが、
(7)からは包容力が、
それぞれ感じられませんか?

これらの単語の持つ意味や、イメージを拡張していくと

たとえば(4)のようなハイアングル撮影から可憐さや
愛らしさを引き出すことができたり、

(6)のようなローアングルからは、力強さなりを引き出す
ことも可能になります。

そしてここでご紹介した写真はいずれもどちらかというと
寄りの写真。

「寄り」× 「ハイ/レベル/ローアングル」の組み合わせ。

ここに、「寄り」と「引き」の写真が持つ意味を重ね
合わせるとさまざまな表現効果が得られるようになります。

「寄り/引き」×「ハイ/レベル/ローアングル」

いろいろと考えると写真の作図も奥が深いですね。

といいつつ、それらのセオリーをすべて破ったこんな
写真を撮ったりするものなんですけど。

(8)

ローアングル_ウェストショット

これもまぁ、一種の力強さかな?


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