第1回フォトテクカレッジ(3) 〜講評 | カイザーのブログ

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先日(4月27日)開催の玄光社主催第一回フォトテク
カレッジで撮影した写真につき、河野英喜先生より
講評がありましたのでご報告。

午前午後の二部会わせて500枚近く撮影(実際に
モデルとのポートレートといえる写真が400枚弱)
しましたが、ここから一枚作品を選んでアーカイブズ
にアップしたら、河野英喜先生より講評がいただける
というシステムでした。

写真教室で最も重要なのは講評を受けられることです
ので、時間のとりにくいプロカメラマンが講師を務める
場合には良いシステムと思います。

前置きはさておき。
私の提出した作例はこれ。

(1) 「そよかぜ」
そよ風
河野英喜プロの講評は
背景との距離をとり、上手くぼかしています。
このポーズはモデルにはややきついポーズで、
顔起こしと、胸元隠しを狙って作品のように、
手を重ねるのが基本スタイルになりますが、
ちょうど顎を隠してしまいました。手を顎の奥
側(首の方)にしてもらって顎のラインを崩す
ことなく見せた方がスッキリしたはずです。顔の
輪郭は基本的に見えるようにした上で状態や、
見え方を整えると良いと思いますよ。色はやや
赤めですが、天気も良く濁りがないので綺麗に
表現されています。」

とのことでした。

まぁ、講師から見ればとりたててよいと褒める
ところもなく、だからといって決定的にダメという
ところもない平凡な写真ということでしょうか。

個人的には、やはりもっとファインダーの中をよく
見て、モデルの表情やポーズを的確に指示していか
なければならないのだな、ということを反省。

とくに顎のラインを隠さないように、じゃましない
ように手の位置を変えよう、というアドバイスは
今まで「意識」していなかったのでありがたい助言です。

写真は一瞬が切り取れるものであるので、そこに何を
いれるかいれないかのフレーミングについては「意識」
しています。

次に、フレームインしたものをどのように3:2の135版
フォーマットの中で配置し、構図として固めるか、と
いうところまでで終わっていて、モデル(=人物)を
指示して動かす、という「意識」が不十分だと改めて
認識させられました。

鳥海プロの制作講座のときにも、あたかも人物をブツの
ように撮っていくプロの技に驚かされましたが、m-GRA
の松川プロもやはり、人物の細かい手足や身体の向きなど
について指示していくことの重要性を述べています。

ですので教わってはいるのですが、それがどこまで
「意識」し、実践できているか?ということでしょう。

この場合であれば、佐々木咲ちゃんに言って
あごの下に手をおいて」と言えば足りたことです。

また、奥行きの付け方やボディラインの見せ方など
でも工夫のできる写真だったと反省しています。

色については、色白の咲ちゃんがあまりに青白く
見えてしまうので、少し派手に血色良くしすぎました
(反省)。

同じシーンで撮った別カット。

(2) 「初夏の風」
初夏の風

(3) 「初夏の風2」
5月の風


(本ブログの写真はすべてモデル所属事務所等の承認をえて
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