ふと、帰りがけに駅前のたいやき屋さんに
寄って、たいやきをゲットしてきました。
なかなか、あんこもたっぷり入った、
でも、あたりまえの駄菓子の味しか
しないものなのですが、結構そこの
お店のものは、お気に入りです。
そのお店で、普段は，気のいいおばさん
がレジ係なのですが，今日は新しく入った
アルバイト風の高校生ぐらいの女の子が
対応してくれました。まだ不慣れな様子が
でしたが、まぁ、特に問題はなかったの
です。
でも、私が買い終わって立ち去ろうとすると
おばさんが、対応の手順を女の子に手早く
説明し，「はい，もう一度やって。」と訓練
しているのが聞こえてきました。
あぁ、こうやって、口は悪いけど、きびしいけど
商売の基本に立って、手間ひまを惜しまず
訓練してくれる人が何人いるだろうか、と
ふと思いました。
また、この若い女の子が，表面の厳しさに
負けずに，その裏にあるおばさんの愛情と
期待を感じ取って，頑張ってほしいな，と
考えながら，その場を立ち去りました。
以前も書きましたが，若い人に口を出して、
嫌われるよりは、どうせ失敗して，しっぺ返し
をうけて損するのは、当の若いやつなんだから
ほっておけ、という最近の風潮が気にかかる
カイザーなので，今日のこの光景にはぜひ、
おばさんにも、そして訓練されている彼女にも
頑張ってほしいな，と思わされました。
単純な動作や所作の繰り返しの基本形は、
すべてのビジネス・ものごとの基礎ですので、
ぜひとも習得するときには、教えている人の
裏側にある愛情にも感謝しながら、学べると
いいですね。