昨今、物価が上がっていても不景気が続くのを不思議に思いませんか?
我が家は2年ぐらい前より、Amazonと提携している"成城石井"や"ライフ"を利用して買い物をしている。
始めたばかりの頃、買物金額が8000円以上なら送料無料であった。
この8000円を超えるのが結構大変で苦労したことを覚えているが、今はあっと言う間に1万円を超えている!!!
伊勢丹にチャー様のお食事のお肉、松阪牛、名古屋コーチン、合鴨を買いに行くのだが、松阪牛も5年前なら4万円台であったが、今は軽く6万円を超えてしまう・・・
伊勢丹の地下に買い出しに行くと、10万は吹っ飛ぶのである。
まあ、チャー様のお陰で私も松阪牛を食べているのであるが・・・
では、何故物価が上昇しているのに、我々の収入が増えないのか?である。
先ずは、デフレギャップとインフレギャップという言葉を覚えてほしい。
デフレギャップとは、総需要(名目GDP)と本来の供給の力(潜在GDP)の差なのである。
現在、潜在GDPが名目GDPを上回っているからデフレなのである。
A社が本来100を生産できるのに、50しか売れないから50を生産しているということである。
若しくは100生産しているが、売れないために価格を下げて販売していると言うことになる。
その逆、名目GDPが潜在GDPを上回ることをインフレギャップというのである。
詰まり、工場の生産が追いつかないほど物が売れている状態である。
こうなると企業は設備投資をして、工場を拡張し、人を雇うことになるのだ。
現状はデフレギャップであるので、個人、法人共に金を使わない状況出るので、本来は政府が財政出動させて、このギャップを埋めることをせねばならないのに、馬鹿な日本政府は、逆をやったのだ。
財政出動とは公共事業を増やすとか、公務員を増やし公務員給与を増やすことである。
又、消費税を廃止し、中間層まで所得税を当面免除するという方法である。
実体経済を考えると、生産者(労働)=付加価値(財やサービス)=消費者(家系・企業・政府・外国)となり、これがGDPである。
生産者である我々が、物を1割値上げしてそれが売れれば所得が1割増えるのであるから、GDPがあがるのである。
誰かの支出は他の誰かの収入なのである。
こうしてぐるぐる回って経済活動をしているのだが、無能政府の失政によりこの生産者が海外となれば、この"="は成り立たなくなるのである。
だから、物価が上がっても収入が増えないという最悪な状況になるのは必然なのである。
我々の富が海外に行ってしまうのであるから、日本の市場から貨幣が消えるのである。
日本に来ている外国人労働者も同じで、彼らは収入の一部若しくは大半を海外へ送金してしまうから、本来国内市場で廻るべき貨幣が廻らないという事態になっているのだ。
では、どこから失政が始まったかというと、橋本内閣の平成9年(1997)からである。
国債発行を減らし、プライマリーバランス黒字化を推進が、日本人の貧乏の始まりなのである。
皆さん、そもそも"国債"って何か知ってますか?
多くの日本人が誤解しているというのだが、国債を"国家債務"つまり政府の借金だと思っている。
だから、これ以上借金を増やしていいのか?となるのだ。
しかし、国債とは、"国庫債券"なのである。
国庫債券って何よ?となるでしょう?
では、皆さん、お財布の中から紙幣を出してよく観て欲しい!!!
"日本銀行券"と書いてあるでしょう?
これは、日銀こと日本銀行が発行した債券なのである。
そう、国債とは、日本政府が発行した"お金"なのである。
詰まり、日本銀行という一機関の発行では無く、日本政府が発行した貨幣なのである。
どっちが信用できるの?と言えば、一機関より政府発行の方でしょう!!!
身分証明書で言えば、地方の公安委員会が発行した運転免許証より、外務大臣が保証するパスポートの方が上と同じ事である。
政府が政府発行の貨幣を使って何か問題でもありますか?
日本銀行が新しいお札を発行したら、日銀は破綻しますか?なのである。
多くの日本人が、マスゴミや池上彰に騙されていたのである!!!
バランスシートを考えれば、借方と貸方は絶対に"="となる。
純資産と純負債が等しいのであるが、日本国の純資産の90%以上は国民の家計(法人も含む)である。
逆に純負債は政府や非金融法人企業とうとうがるが、この政府の純負債を減らすというのが、プライマリーバランス黒字化政策なのだが、考えてほしいのが、財務省が馬鹿なのか経済音痴なのか他の意図があるのかは分からないが、バランスシートの純負債を削ったら純資産も減るのは自明の理である。
詰まり、増税して我々の財を奪うしか方法がないのである!!!
これが事実なのに、今だにこの政府はプライマリーバランス黒字化を是としてる。
このプライマリーバランス黒字化政策の行き着く先は、破滅であるのはお分かりでしょう?
この真実から目を反らし27年間やって来て、経済の成長率世界最下位かブービー辺りなのである・・・
因みに先進国やその他の国でも国債は増え続けている。
コロナ禍でアメリカは、一般の人が数年間働かなくて良いぐらい金をばら撒いたのだ!!!
日本は、10万円を1度配ったきりであった・・・
この差が分かるでしょう?
このセコさが、経済浮上を妨げているのと、デフレ下で消費税率を3回上げたという気狂い振りである!!!
ここで消費税を止めれば、忽ち日本経済は復活するでしょう?
更なる不都合な真実は、又の機会に・・・
つづく