奥飛騨慕情ツーリング日記 その1 | 男46歳のダイエット!!!

男46歳のダイエット!!!

自分がデブだと気が付き、血と汗と涙のダイエット日記

5月19日日曜日、午前4時30分に新青梅街道の上石神井付近のコンビニを出発予定とした。

私は3時半に起床して、洗顔等をして4時15分に家を出た。

辺りは薄ら暗かったが、それでも夏至に近づいているだけあって、陽が延びているのが分かった。

コンビニ駐車場に入ると、Harley仲間のカズちんは既に来ていた。

予定より10分早くコンビニを出発して、一路環状8号線を目指し、甲州街道を目指した。

5時前の道は信じられないほど空いていて、高井戸先から甲州街道へ侵入できた。

 

この辺りの甲州街道は並木道になっているので、両側に木々が植わっている。

これは昭和39年の東京オリンピックのマラソンコースであったと訊いたことがある。

 

空いている甲州街道になれていないのか、気が付けばあっと言う間に府中であった。

甲州街道から見る景色は、環状8号線辺りから府中まで変わらないのに驚いた。

違ってくるのは、国立辺りから甲州街道がバイパスへ曲げられてからである。

日野台地を進んでいくと、地方都市の香りがしてくるのであるが、また都会にぶち当たる。

八王子である!!!

八王子を過ぎると高尾なのだが、一昔前の高尾を知っている人ならば驚くが、結構な人が住んでいるのだ。

景色ががらりと変わるのは、圏央道の高尾ICを過ぎてからである。

今まで両脇がマンション群であったのが、気が付けば綠の中を進んでいるのであった。

ここから大垂水峠であり、甲州街道では難所に一つであるが、中央自動車道では渋滞のメッカである小仏トンネルで峠を貫通しているし、江戸時代以前は小仏峠が難所であったようだ。

峠を下りると、小原宿があった辺りで、相模湖が見えてくるのだ。

中央自動車道では小仏トンネルをでると下りでカーブが多く事故多発地帯である。

上野原付近でカズちんが「ちょっとコンビニで止まってくれる? 寒いから着る〜」と言った・・・

1回目の休憩(6:15)であるが、私もトイレと珈琲タイムとした。

 

更に20号を進むと、カズちんが妙に興奮する"コモア四方津"付近となった。

甲州街道からはどう見ても山にしか見えないのだが、四方津駅から20号を跨ぐように連絡路があって近未来的なチューブが山に沿って上まで繋がっているのだ。

この山の上に住宅街が広がっていることを想像できますか???

何故か、コモア四方津の話になるとカズちんのスッチが入ってうるさいのである!!!

まあ、彼的に盛り上がっているのであろう・・・

 

四方津を過ぎると猿橋、大月を通り一路笹子トンネルへ向かう。

笹子トンネルを過ぎると甲府盆地へ入っていくのだが、最初に見えているのが勝沼ぶどうの丘である。

勝沼ぶどうの丘には、RVパークもあるので、手軽に行ける場所でもある。

 

朝ラーの立ち寄り地を"山岡家"にしていたのだが、我々は勝沼に有ると思っていたら、何と石和であった・・・

石和と言えば温泉とほうとうであるのだが、カズちんは何故かほうとうと馬刺しが嫌いである。

ほうとう屋に行ってもカツ丼を食べる無粋者である。

 

ここまで寒かったのだが、朝ラーで身体が温まった!!(7:10)

山岡家石和店は、甲州街道下線からは反対側にあるのだが、丁度信号付近にあるので出入りし易いのだが、甲府市内進むと、左側に山岡家があった・・・

 

次の休憩地として道の駅白州としたのだが、私的にはつまらない道の駅である。(8:30)

ここに馬鹿みたいに水を汲みに来る奴らがいるのだが、看板を読んだからなんと塩素を"微量"加えているという。

意味ないじゃん!!!

塩素があるのなら水道水で良いじゃん!!!ではないの?

ハッキリ言おう!!

ここの水より我が家のアルカリイオン水の方が断然旨い!!!

白州に変なオバさんがいて、タカをペットにしているみたいだ。

鷹と隼(目隠しされている方)である!!!

この爪と嘴で我々の指などあっと言う間に・・・

 

ここから一気に諏訪湖を目指して甲州街道を進んだ。

諏訪湖畔の片倉館で一風呂浴びるつもりであったのだが、14日くらいから久しぶりの風邪を引き、だるさと咳き込みがあったので、主治医に薬を貰って飲んでいたので、流石に温泉で温まりBikeで冷やすのは不味いと思い、片倉館は次回に廻しことにした。

諏訪湖で暫し休憩した後、いよいよ上高地方面へ進むこととなったが、カズちんから給油したいとインカムで入ったので岡谷ICで付近のGSで給油した。

「給油しないとハッシーになっちゃう!!!」が合い言葉で有り、もうHarleyを降りたのだがハッシーという人が居て、この人は何故かガソリンはギリギリまで給油しない癖があった。

本人曰く「燃費計算しているから大丈夫だ」というのだが、彼は2度ほどガス欠しているのだ・・・

岡谷と言えば、製糸工場で明治時代から日本経済を支えた一角であり、現在も製糸で栄えた岡谷の歴史とうとう町おこしをしているが、おいおい女工哀史を忘れるな!!!である。

"あゝ野麦峠"の小説は映画を観たら岡谷・製糸でドンびく筈である!!!

日本人の悪い癖で、総括せずに蓋をしてしまうのだ。

 

岡谷を後にすると国道20号線は山間部に入るワインディングが続く道となる・・・

この道は冬に納車したばかりにエックストレイルで走った記憶がある。

しかし、こういったワインディングの道に入ると、カズちんがミラーから消えるのである。

更にインカムも雑音がしてきて切れてしまう・・・

20号線の山道はそれなりの高速(Bikeは)でカーブを曲がれるのであるが・・・

山から下りてくると塩尻であるが、高出交差点で、甲州街道は終わるのである!!!

ここから直進すると中仙道(国道19号線)とり、奈良井宿・妻籠宿・馬込宿と繋がっているのである。

9年前だが、ベスパ125を買った折、東京〜京都まで中仙道の旅をしたことがあった。

その1泊目がこの塩尻の高出交差点付近にあるルートインであった・・・

中仙道は大宮、熊谷、高崎、軽井沢から和田峠を経て塩尻である。

 

ここからナビ様は裏道を指定していた。

塩尻から松本までの国道19号線は意外と渋滞するのであるし、ショートカットという意味でも国道158号線までごちょごちょと走って行った。

日本アルプスサラダ街道を走っていたような気がするが・・・

 

国道158号線は私は詳しい〜

3ヶ月前のも通っているし!!!

昼飯は最近立ち寄っている蕎麦屋であるが、なんと「移転しました」の看板を目にして愕然としたが、ここから30秒の距離(Bikeで)

であった。

道の駅の反対側であった・・・

皆さんも是非立ち寄ってみてくださいね〜

 

ここからの158号線は絶景が続く私の好きな道である。

なんと奈川渡ダムの上が国道なのである。

トンネルから出ると右カーブをしてダムの堰の上を渡り又トンネルなのである!!!

 

安房峠を越えるとそこが奥飛騨であり、カズちんが44年間来ようと思っても来られなかった場所である。

安房トンネルの料金所を出ると、交差点があり、左に行くと158号線で高山方面であるし、直進すると国道471号線で福地温泉や新平湯温泉、新穂高、富山方面へ繋がっている。

右折すると平湯温泉街へ行くのである。

平湯温泉へ進むとバスターミナルが見える来るのだが「何だよ、慕情が無いな〜」とカズちんが呟いた・・・

そこで奥飛騨慕情を感じて貰う場所へ連れ行った。

ここが、カズちんの奥飛騨慕情であったらしい・・・

 

泊まった宿は、"奥飛騨ガーデンホテル焼岳"であった。

Bikeは屋根のある駐車場に案内して貰った。

フロント前には機動車が!!!

中は、カラオケルームとして使っているようだ。

夕食は飛騨牛であった。

飛騨牛もさることながら、やはり温泉が最高であった!!!

私のこの日の収穫である。

カズちんはBluetooth接続の小型スピーカーを持ってきていて、竜鉄也の奥飛騨慕情を聴きながら独り酒を飲んだらしい・・・

私は、夕食後に又湯浴みをしてビールを飲んだらいつの間にか寝ていた・・・

寝た時間はどうやら夜の9時前であった・・・

それぞれの夜は更けていったのだ。

 

つづく