- 僕のライフワークである読書のテーマの一つに日本人としては避けて通れない
- 「太平洋戦争」があります。ですのでこのブログでは度々関連する書籍を
- ご紹介する機会があろうかと思います。
- その1回目としては異端の書というべき本をご紹介します。
- 著者の日下公人さんと小室直樹さんは共に僕の大好きな著者の方
- です。このふたりは本当に天才でないかと思います。とにかく思考回路が
- あちこちに飛びまわります。そしてこの二人が対談した本が
- 「大東亜戦争、こうすれば勝てた」です。
- 僕自身はこの戦争はアメリカやイギリスの陰謀により巻き込まれた
- と思っていますが、それにしても明治時代と比べて、昭和の政治家も
- 軍人もあまりにも近視眼的で遠くを見まわせない。
- とにかくずるずると何故
何故ということが次から次へと起きていきます。 - それらについては次回以降に別なおすすめ読本に譲ることとします。
この本の結論は実はこの戦争は勝てたのではないかという仮説の展開です。
あくまでもこの戦争を題材に歴史を検証しようという試みです。
歴史にイフは禁忌と言いますが、本当にそうでしょうか？
「歴史は繰り返す」と言いますが、過去の十分な考察が不足すると
また同じ失敗を繰り返すのではないでしょうか？
勿論、この本の趣旨はどうすれば戦争に勝てたかですのでアレルギーの
ある方はご遠慮ください。
でも本当にお二人の話の展開はいわゆるSF小説を読むよりずっと
面白いと思いますが、この夏場の通勤で是非如何ですか？
- 大東亜戦争、こうすれば勝てた (講談社プラスアルファ文庫)/小室 直樹
- ￥924
- Amazon.co.jp
