精油を買いに行ってきました
そこでお店の方に言われたのが
「柑橘系の精油はほとんど欠品になっています」
何でも、お店にある分が売り切れてしまっただけでなく
入荷しようにも、メーカーの在庫すら無いのだとか
きっかけは、2月25日にテレビ朝日系で放映された
『みんなの家庭の医学』での特集
アロマセラピーを認知症の予防や治療に活用する
という内容でした
そこで紹介された精油4種類
・ローズマリー
・レモン
・ラベンダー
・オレンジ
これらを中心に、何種類かの精油が
無くなってしまっているそうです
私は統合医療やホリスティック医学に関心がありますし
アロマに関わる立場としても
アロマセラピーが医学研究に応用されることや
その成果が紹介されることについては、基本的に
大・大・大賛成でございます
というか
ものすごく有難い~~~
と考えております
ただ、報道に関わる方や、視聴者の皆様には
ちょっと気を付けていただきたいことがあるのです
それは何かというと
日本においては、精油というものが
法律的に「雑貨」の扱いになっているため
誰でも簡単に手に入れられるのですが
国によっては、処方箋を使い薬局で入手したりします
多くの精油が原料の百数十倍
ものによっては一万倍くらいに成分濃縮されているので
花やハーブなどに比べて作用がかなり強く
注意が必要というわけです
また、アロマの本やサイトを調べると分かりますが
精油の使用には「禁忌」や「注意事項」があります
ですから、これらの事項をよく参照された上で
利用するかどうか判断していただきたいということですね
具体的に、上記4種の精油について見てみますと
・ローズマリー…高血圧症の人、妊娠中の人は禁忌
・ラベンダー…妊娠初期の人は禁忌
・レモン…敏感肌に使用するのは禁忌
となっています(こちら)
つまり、認知症の予防やケアにこれらの精油を使いたい方や
一緒にお部屋で過ごす方が
これらの禁忌事項に当てはまってしまう場合があるわけです
また上記リンクの表にはありませんが
乳幼児が同じお部屋にいてもいいとされる精油は
種類がごく限られています
ですから、精油を活用してみたいとお考えの方は
精油使用にあたっての禁忌や注意事項を調べること
できれば解説書を1~2冊は手元に用意して
アロマセラピーを行うことが大切かと思われます
使用者や周囲の人の安全を確保しつつ
アロマセラピーの応用や活用が広がっていったら
いいかもしれませんね