本日 東海・関東甲信地方も梅雨入りしました
平年より12日早く
1951年の統計開始以来 2番目に早いそうです
どおりで早いわけです
梅雨は 始まるのが遅めだと
爽やかな初夏の陽気が長く続いていいですね
真夏は 近年猛暑のことが多いので
梅雨明けはゆっくりめがいいな~と
大人の本音としては 思いますが(笑)
子供時代を思い出してみると
7月のうちに プールや海を たっぷり楽しみたいので
標準の 「海の日」あたりがいいのだろうな~
などと 勝手に思っています(笑)
さて 梅雨といえば 6月のイメージで語られることが多いですが
元々は旧暦の5月頃にあたることから呼ばれた名前があります
「五月雨(さみだれ)」です
これが実は梅雨を指しているということを
ご存知の方は 意外と少ないのではないかと思います
私も2年ほど前にようやく知りました
そして 中学理科の復習になりますが
梅雨に勢力を増す気団といえば…
そう 「オホーツク海気団」です
文字通り オホーツク海上空に発生する気団で
冷たく湿った 海洋性気団です(参照 Wikipedia)
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/nihonnotenki.htm
ここから 梅雨前線へ向かって北東の風が吹き込みます
それが 日本地理に登場する「やませ」です
やませは 地理の教科書を見ると
東北地方に冷害をもたらす厄介者として表記されていますが
梅雨の季節の天気図を見ると
ほとんど宿命的といっていい代物に見えます
…宿命なんだから たまに来る厄介者扱いするよりも
プラスに活用する方法を考えた方が良いのでは…
と思っていたら ありました
東北地方では この「やませ」を利用して
梅雨の季節にホウレンソウを栽培する といった
工夫が行われています
さて 例年は以上のような具合ですが
今年の梅雨は 昨年までと異なる事情が2つ絡んできますね
言うまでもなく 東日本大震災の影響です
一つは 「長野・静岡から東は 地盤が緩んでいるため土砂崩れ注意」
もう一つは 「やませ」=北東風 のため
福島第一原発事故で 今も放出が続いている
放射性物質が 雨と共に 降り注いでしまうという事です
事故当初から チェック済みの方も多いかと思いますが
いよいよ その季節の到来です
…せめて原発事故がなかったら
もうちょっと楽しく 梅雨を語れるのにな~