11/19(日)10:00~19:00@本校(中3生) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

☆合格体験記(2017 西1:橘田くん ※推薦合格)

私は中学2年生の3月に「学志舎」に入塾しました。数多くの塾が存在する中で、私が学志舎という塾の体験授業を受けようと思ったきっかけは、学志舎に私の良き友人であり、良きライバルであり、憧れの的であり、そして私が心から尊敬している人が通っていたからです。彼とは中学1年生の時に出会い、それからは彼の事を本当に尊敬し、様々な面で良い刺激をもらっていました。その彼が通っている「学志舎」という塾に非常に興味を持ち始めたのがきっかけです。まず、一番始めに体験授業があり、私はどんな塾なのか胸を躍らせながら学志舎に足を踏み入れました。その時、私は今まで見たことのない光景を目の当たりにしました。まず、目に飛び込んできたのは、塾生のやる気に満ちた学習態度です。基本的に聞こえてくる音は、シャーペンで紙に書く音、ページを繰る音、そして塾長の授業のみです。このような環境は滅多にないと思います。さらに、私はもう一つ衝撃を受けた事があります。それは、塾長の強い眼差しです。塾長の目からは、何か強いものを感じ、私はこの塾長の下で1年間努力したいと決意しました。前置きが少し長くなりましたが、今から私が「学志舎」で学ばせていただいた事を書かせていただきます。

 

私は学志舎に入塾した事で自分の中に様々な変化がありました。中でも私は「その場での全力を尽くす」という事ができるようになりました。それまでの私は、自分の中でこれ以上できないと思うと、勝手に自分で限界をつくっていました。しかし、私が学志舎と出会った事で「向上心」を得ることができました。塾長はよく「自分の当たり前レベルを上げよう」と口にされていました。自分で限界をつくっても、周りはそんな低いレベルではありません。周りの塾生が自分のモチベーションとなる事で、限界をつくらず、自分を高めていくことができました。現状に満足せず、常にハングリー精神を持って物事に取り組むことができれば、必ず成長できると思います。

 

さて、ここまでは精神的な面で成長した事を書かせていただいたので、次は学習面について書いていきたいと思います。まず5教科の中で最も苦悩したのは、国語です。国語は点数が取れる時と取れない時の差が激しく、低い点数を取る度に不安が募りました。これに対して、塾長は「まずは僕の脳をコピーすること。僕と同じ思考回路で正解に辿り着けるように頑張ろう。」とおっしゃいました。私はこの言葉通り、授業で解説された過去問をもう一度見直し、「この答えはどこに記されているのか。」「なぜこの答えがバツなのか。」と常に自問自答を繰り返しました。国語については最後まで安定しませんでしたが、1月15日に行われたプレ入試では82点を取る事ができました。国語はすぐに成果が出る訳ではありません。だから、「あせらず、たゆまず、おこたらず。」の精神で、努力を続けてみて下さい。

 

次に数学です。数学ではとにかく毎日、「○○」(部外秘)と「○○」(部外秘)をやりました。この2つは、塾長が作成されたオリジナルプリントであり、解説にはポイントだけが示されており、途中式などが記されていません。このことによって、自分の思考力が養われるとともに、塾長への質問を通してより理解を深める事ができました。私はこの2つのプリントを、塾に来てから一番最初に行いました。続けていくうちに、この事が自然とルーティンと化していき、最終的にどちらのプリントも6周しました。数学は、自分の努力が見えやすく、やるだけで伸びます。自分を信じて、粘り強く取り組んで下さい。

 

次に英語です。私は初めて都立西高校の英語を見た時、大きな衝撃を受け、言葉が出ませんでした。特に平成21年の都立西高校の過去問は今でも忘れられません。共通問題との最も大きな違いは、何と言っても「英文量」です。最初は読むことに時間がかかり、問題を解くことがほとんど出来ずにいました。そんな中で、塾長は「○○」(部外秘)とおっしゃいました。私はその言葉を信じ、夏期講習では「○○」(部外秘)を、それ以外では塾長が作られた「○○」(部外秘)をひたすら読みました。また、家では「○○」(部外秘)する気にならなかったため、少し早く家を出て、塾長が到着されるまで塾の前で「○○」(部外秘)をしていました。すると、少しずつ「○○」(部外秘)が上がり、問題を解く時間をしっかりと確保できるようになりました。英語は、「○○」(部外秘)によって結果が変わるといっても過言ではありません。難しい文章でなくても良いので、「○○」(部外秘)はぜひ行ってほしいと思います。

 

最後に社会、理科についてです。この教科は、とにかく数をこなして下さい。塾長から「○○」(部外秘)など、沢山のものをいただけると思います。私はそれらの中で間違えた問題を「○○」(部外秘)という教材に書き込むようにしていました。何度も書き込んでいくと、その教材に自分の間違った問題で埋めつくされます。そうなると、自分の得意ではない単元が浮き彫りとなり、自分の対策すべき点が明確化されます。過去問などの問題演習は、自分のできない事を発見する場です。やった分だけ点数に繋がってくるので、とにかく場数を踏んで下さい。

 

ここまで教科ごとに様々な事を書かせていただきましたが、全てに共通して言える事は「とにかくやる」です。問題を解かなければ何も始まりません。失敗から学ぶ事もあります、というかその方が多いです。失敗を恐れず、とにかくやってみて下さい。そしてそれらを続けて下さい。

 

「学志舎」では勉強以外にも沢山の事を学ばせていただきました。塾長からは、15年間の人生では到底経験できない貴重なお話を沢山していただきました。そして、強く心に残るお言葉もいただきました。中でも私が印象に残っているのは、「出すぎた杭は打たれない」という言葉です。日本には昔から、「出る杭は打たれる」という言葉があります。確かに、少し頑張っただけでは周りから評価されずに自分の頑張りも無しにされてしまいます。しかし、周りとは違う飛び抜けた努力はきっと評価されます。また、他人からの評価だけでなく、自分も大きく成長できます。私は尋常ではない努力をするような、この言葉は好きです。勉強においてもこの精神をこの塾で植え付けていただき、結果に結びつける事ができました。

 

ここまで、私はずっと全力で取り組んできたように書いてしまいましたが、勿論、不安によってやる気がなくなってしまう時もありました。そんな時、私の心の支えとなったのは、間違いなく「119ノート」です。このノートでは主に、塾長に対して悩みなどを相談できます。そして塾長は私たちにいつも的確なアドバイスをくださいます。その内容は勉強、部活、進路など様々ですが、塾長からのアドバイスはこれから前に進んでいくためのヒントとなります。このように、塾長と身近な関係にいられるのも、学志舎の強みの一つだと思います。

 

最後に、推薦入試について書かせていただきます。まずは作文です。都立西高校の推薦入試の作文は、テーマとして人生哲学などの名言が出題されます。作文の冒頭には、その名言をどう解釈したかを書き、そこから文章を展開していきます。つまり、解釈がずれてしまうと文章全体としてマイナスになるという事です。私自身、作文では何度も解釈をはずしました。原因は、自分なりに名言を解釈する「オレ様読み」をしたからです。こうならないために、名言通りに読み解けば、きっと答えは見えてきます。また、解釈をした後は具体例を書きます。ここで勝負となってくるのは、今までの人生で得た経験です。これは勉強の事だけでなく部活や学校生活などの様々な経験が必要です。そのために、中学校ではできるだけ多くの経験を積んでおくことをお勧めします。そして全体を通して一番大切なのは、自分の言いたいことをしっかり述べる事です。しっかりと文章に一貫性があれば、まとまりのあるものとなります。この事は、絶対に意識して下さい。あとは技術的な面ですがこれについては書いた分だけ上手くなります。私自身、2週間の間に作文を「○○」(部外秘)書きました。何度も書いているうちに、塾長から「合格」をいただける事が多くなり、モチベーションも上がります。また、直しも大切になってくるので、どちらに対しても粘り強く、全力で取り組んで下さい。

 

次に集団討論です。集団討論はとにかく沢山練習したもん勝ちです。何度も繰り返して意見を言うタイミングなど様々な事を身につけてください。私は集団討論を全部で「○○」(部外秘)やらせていただきました。集団討論も作文同様、やった分だけ上手くなります。余談ですが、当日「○○」(部外秘)をやるかどうかで合否は決まりません。「○○」(部外秘)をやったらそのグループの討論を「○○」(部外秘)できますし、「○○」(部外秘)をやらなかったら「○○」(部外秘)で意見を述べる事ができます。自分を客観的に見て、当日どちらの方が自分を輝くことができるか、冷静に判断して下さい。

 

最後に個人面接です。個人面接では思いもよらぬ展開になる事があります。私自身も当日、面接10分間のち5分程、「○○」(部外秘)になりました。少し驚きましたが、自分の好きなものであったため、話すことができました。当日に自分の好きなことを話の中にいれると、その後に沢山話せる機会があるかもしれません。また、個人面接は先生方2人に対して自分1人であるため、とても緊張すると思います。しかし、塾長や塾生達との練習を沢山重ねる事で、幅広い質問に対応できるようになります。自分に自信が持てるまで、何度も取り組んで下さい。

 

ここまで、本当に長々と合格体験記を書かせていただきましたが、学志舎での1年間で本当に沢山の事を学ばせていただきました。何度も書きましたが、「学志舎」という塾は勉強だけでなく、人間としても成長する事ができます。入塾当初の内申40から最終的に44まで上げることができたのも、そのおかげであると感じています。中学3年生の1年間は私の15年の人生において、最も努力した年だと自負しています。それだけ1年間で得られたものも大きいです。このように、私が「学志舎」を通して、沢山の貴重な経験を積み、都立西高校に推薦合格する事ができたのも、1年間熱心な指導をして下さった布施先生、お忙しい中とても参考になるお話をして下さった卒塾生の方々、いつも塾内で互いに切磋琢磨してきた塾生のみんな、そして、いつも陰ながら支えてくれた家族の存在があったからです。私の高校受験に携わって下さった全ての人に感謝をし、この合格体験記を締めくくらせていただきたいと思います。ここまで私の合格体験記をお読み下さり、本当にありがとうございました。大変拙い文章であったとは思いますが、少しでも私の気持ちが伝わっていれば、幸いです。

 

 ―後輩へアドバイス―

みなさんが受験勉強をしていく中で、結果がどうしても伸び悩む事があると思います。そんな時でも、決して努力はやめないで下さい。平成22年度の都立西高校推薦入試では、作文のテーマとして「生きるということは徐々に生まれることである」(サン=テグジュペリ)という言葉がありました。私自身、推薦入試までほとんど良い結果がでませんでした。当時は「なんで努力が報われないんだ。」と思っている自分もいました。しかし、私はすぐに、「自分の努力がまだ本当の努力ではないのだ。」と思い直し、勉強に取り組みました。そして最後の志望校判定である、学志舎で行われたプレ入試では、平均点を43点上回る事ができ、「結果はでなくても、少しずつ前に進んでいたんだ。」と感じました。たとえ結果が出なくても、努力は絶対に続けて下さい。そして、「この高校に入るんだ。」という気持ちはだれよりも強く持って下さい。そうすれば、自然と合格に近づいていくはずです。みなさんの志望校合格を、心から願っています。

 
 

◎親御様メッセージ(2017 西1 ※推薦合格)

中2の3月、春期講習の体験に参加し、終了後、親子で面談させて頂きました。しかし、学校のクラスよりも大人数の環境でやっていけるのか?私自身、不安が残り、少人数の塾にも体験に行かせることにしました。息子は他塾の体験授業を受けてより一層、学志舎で学びたいと思う気持ちが強くなったようでした。息子の通いたいと思う塾に通わせることが一番大切で、息子の決断を応援したいと思い、中3の4月に正式に入塾させて頂きました。

 

入塾してからしばらくは、部活でつかれきった体での慣れない塾通いを心配しましたが、尊敬する塾生に早く追いつきたいという本人の強い気持ちが体を自然と学志舎に向かわせているようでした。部活を引退して、2日遅れて息子の夏期講習がスタートしました。全力で部活を最後までやりきることで、悔いなく受験勉強にスイッチを入れることができました。朝、起きることが一番苦手な息子でしたが、7時前には家を出て、昼休憩に一時帰宅してから夜22時過ぎまで学志舎で過ごしました。夏期講習が終了し、2学期が始まったある日、息子から「シャーペンの音しか聞こえなかった学志舎で休憩時間が設けられ、友達と話せる時間ができたんだよ。すごいことだよね。」と嬉しそうに報告がありました。今まで話したことのない他校の友達と話せることが新鮮で、また一つ学志舎に通う楽しみが増えたようでした。

 

10月、都立西高校の学校説明会に参加して今まで以上に西高に通いたいという思いが強くなったようでした。「2学期に内申を上げることは可能」という布施先生の言葉を信じ、全力で頑張り抜いた結果、内申を上げ、西高の推薦を受けられることになりました。

 

年が明けてから推薦対策が本格化しました。ここまで熱心に時間と手間をかけて、一人一人の生徒と向き合い、面接、集団討論の練習、作文の添削をして下さる塾はどこにも存在しないと思います。講師の先生の貴重な特別授業や学志舎に駆けつけてくれる卒塾生の個別アドバイスは息子の心に強く響いたようでした。

 

試験当日、見送った息子の後ろ姿は学志舎に入塾した10カ月前よりも頼もしく大きく成長していました。初日が終わり熱を出しましたが、以前布施先生が「熱は気合いで下げることができる。」という言葉を思い出し、動揺することなく、2日目も無事受けることができました。

 

そして合格発表の日、息子の最高の笑顔をみることができてとても幸せでした。目標達成の為には、一日一日本気で勝負することが大切だと教えて下さり、息子と一緒に戦って下さった布施先生、本当にありがとうございました。息子には学志舎で学んだ貴重な時間、布施先生に出会えたこと、苦しい時も共に学んだ仲間への感謝への気持ちを忘れず、充実した高校生活を送って欲しいと思います。