合格体験記(2015 新宿1) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

☆合格体験記(2015 新宿:伊藤くん)

 

僕の中3の2学期での素内申は35でした。換算内申にすれば、新宿高校の受験目安に「5」足らないことになります。それでも僕は新宿高校に入学することができました。それは紛れもなく、塾長のおかげであり、また学志舎のおかげでもあります。ここでは内申が足りない場合、どのようにすれば合格できるのか?ということを話していきたいと思います。

 

まず、最初に自分の得意科目、苦手科目を見極めることです。これができなければ、今後やっていく勉強がどれも中途半端になってしまう可能性があります。次にそれらの教科をどのように勉強していくかを塾長と相談することです。自分でやろうとしない方がいいです。塾長は、とてもお忙しそうに見えますし、実際、お忙しいのですが、相談すれば必ず一人一人と熱心に話を聞いてくれます。僕達の場合は10月頃から「119ノート(塾長との交換ノート)」ができ、より相談しやすくなりました。皆さんも塾長とのコミュニケーションを大切にして下さい。また塾長に言われたことを素直に真面目にやっていくことも大切です。僕の場合は苦手科目が「理科・社会」、得意科目が「英語」でした。やり方としては毎日、「理科・社会」に触れ、基礎知識を身につけ、数日おきに他の3教科をやっていくというスケジュールでした。

 

最初の頃は結果も出ず、何度も挫折しそうになりましたが、その度に塾長が「伊藤くんならできる。コツコツやっていこう。」と励ましてくれました。また学志舎全体の雰囲気が「努力して当たり前」というものだったので、学志舎にいると、自然と勉強していくことができました。おかげで50点、60点台を連発していた「理科・社会」でも冬頃になると70点、80点、いい時は90点台を取るまでに成長することができました。模試偏差値では58→68まで上がりました。少し授業の話をします。学志舎の授業では早いうちに中学の内容を終わらせ、各教科の復習問題や応用問題をやっていきます。そのため、夏頃からは受験勉強に取り組むことができ、周りに大きく差をつけることができます。さらに授業では先生のポイントしぼった解説があるため、自習ではつまってしまうような難関校の問題にも臆することなく挑むことができたり、自習中では気づかなかった自分の苦手が見つかったりすることもあります。つまり塾長の授業はとても大切だということです。まとめると「自分の苦手をつぶし、授業をしっかりと受け、全教科の復習をする」ということです。そんなの当たり前だと思うかもしれません。しかし、塾長が普段から言われているとおり、「理解すること」と「実践できること」はイコールではありません。どれだけ最善の策を知っていようとも、それを実践出来なければ意味がないのです。そして、たいていの人がここでつまずきます。けれども僕達は違います。学志舎という環境の中で集中して、最善の策に取り組むことができます。塾長の言う「量と質の両方を追いかける」ことができます。それこそが学志舎の最大の魅力なのだと僕は思います。

 

最後にここまで読んで下さり、ありがとうございました。まだまだ先の受験に向かって努力することは非常に辛いと思います。けれども「正しい努力」「頭を使って考えた上での努力」は決して裏切りません。それは僕が身を持って証明したつもりです。これからの毎日を、一日一日、大切に過ごして下さい。心から応援しています。

 

◎親御様メッセージ(2015 新宿1)

 

私どもは多分、学志舎開設以来、最も手のかかる問題児だったことでしょう。「内申35から新宿高校合格へ」ありえない道のりを恥ずかしながら投稿させて頂きます。入塾したのは中学2年の3月です。それまでは近所の個別塾に通っていました。本人から「受験に心配だから塾を変えたい。」と言われ、成績が伸び悩み、不安を感じていた時でしたので、塾探しをしました。そして実際に学志舎の体験授業を受け、本人もその場で納得、入塾させて頂くことになりました。我が子は中学3年になってからネットの動画等やゲームを深夜まで続け、生活習慣は乱れていきました。それを改善させようと夫婦そろって叱り飛ばし、何回も壮絶にぶつかった結果、親子関係は悪化の一途、会話も最小限になっていました。そのため一縷の望みをかけ、布施先生に面談を申し込みました。するとお願いしたその場で快諾!電話を切ってすぐ学志舎に向かいました。ゲーム三昧でネット依存を心配していること、生活習慣の乱れが改善しないこと、親子関係も悪化していること等ありのまま相談しました。その話を受け先生が「ネット依存ではありません。今の生活は心配ですが、親が干渉しすぎることもよくありません。私が本人と話をしましょうか。」と言って下さり、大げさですが天の助けと思いました。

 

その日より先生から本人に度々面接、指導がありました。しかしすぐに習慣は変わりません。先生に「ゲーム機を預かりましょうか。」とまで言って頂けました。ただその頃には本人から「ゲームは学校などで嫌な事があった時のストレス解消、リフレッシュできる貴重なツールである。」ことも聞いていました。そこで、今はまだ先生と本人との信頼関係を確実にすることを大事にしたい、そして本人の自制を期待したいと思い、お断りしました。

 

その後もメールや電話で状況を報告し、都度相談させて頂きました。この頃の内容は「進学相談」ではなく「生活指導」と「親のケア」という感じです。他の進学塾ではここまでして頂けないでしょう。有難さと申し訳なさに頭が下がります。

 

そうして少しずつ親子関係も回復してきたように思います。親のした事は、①「勉強しろ」とは言わない、②頼まれた時間に起こす、③雨の時の送迎だけでした。

 

1学期中も習い事の英語スクールへ週2回通っていました。ここは先生の面倒見やクラスの雰囲気がとても良く、本人も気に入って続けていました。しかし、英語は得意でしたが、他科目(特に理社)が追い付かず、布施先生から「得意な英語を続けても伸びは少ないです。それより理社を伸ばした方が良いです。」と再三英語スクールを中断し、学志舎での勉強に専念するように言われていました。

 

そして迎えた1学期の終わり、なんと内申を5も落としていました!当初志望校を「都立○北高校」にしたかったので、目の前が真っ暗になりました。父親は「どうせこの成績だと都立は無理。良い高校に行くことだけが目的ではない。将来英語を使える方が大事。」と英語スクール中断に猛反対。本人もなかなか決心できずにいました。

 

そんな時、布施先生が「都立新宿高校なら可能性があります。きっちりと戦略を立て、頑張ればいけます。」「英語を使えてもそのベースに一般常識がなければ意味がありません。社会人として一通りの仕事が責任を持って果たせた上で、はじめて英語を使った仕事を任せられるのです。」などリクルート勤務時の過去の経験を含め、諭して頂きました。この言葉で本人も決心がついたのか、父親に「今まで英語スクールに通わせてくれてありがとう。どうしても都立に行きたい、理社を頑張りたいから中断させてほしい。」と申し出ました。父親もそんな我が子の態度に良い意味で驚き、本気の思いを知って「それなら本気で頑張れ。」と応援。英語スクールを9月から中断し、都立新宿高校を目標に学志舎で全力投球することになりました。

 

夏を過ぎても相変わらずゲームなど続けていて、家では全く勉強しませんでした。遅めですが、自習にはサボらず通っていたので、言いたい気持ちを我慢する日々でした。ただ勉強が大変そうだったのは事実で、毎日23時過ぎに疲れ切って帰宅していました。

 

2学期の最終内申は、1学期から挽回したものの、35でした!常識では都立新宿高校は絶対無理です。模擬試験の結果も偏差値は58から68までupしましたが、内申が影響し、「B判定」止まり、親は不安にかられ散々悩みました。結局、「本人の人生だから。布施先生を信じよう。」と私立の併願校も含め、最終進路を本人に先生と相談し決めさせました。

 

都立試験前、本人から「ここまでやったから後悔はないよ。私立高校になっても頑張るから。」と言ってきました。この時ばかりは私も涙をこらえるのが大変でした。

 

2月24日の試験、全く手ごたえがなかったようで本人は半ばあきらめていたようですが、結果は無事「合格」!布施先生の読み通り!本人の必死の努力と“布施マジック”が見事結実した瞬間でした。

 

我が子は本当に成長しました。以前は机に向かって勉強することはなく、何かに挑戦することをどこか避けていたように思います。しかしこの1年で勉強するとはどういうことかを知り、目標を持ち一生懸命になって取り組み結果を出したことは大きな財産です。布施先生に出会い、丁寧に導いてもらえたことにより身に付いたと思います。また他の塾生の皆さんと一緒に勉強していたので、最後まで頑張りきる事が出来たのでしょう。親も学びました。見守る難しさを痛感しています。信頼できる指導者を見つけ、良い環境に子どもを置くことが何より大事なことでした。

 

学志舎には、布施先生が生徒一人一人を正しく見つめ適切な指導をタイムリーに行ってもらえる面倒見の良さと、切磋琢磨できる集団の良さがあります。そして「受験して合格する」だけでなく、他に多くの経験を得られます。私どもは学志舎で学ばせて頂くことができ本当に幸運でした。そして人生を変えるような経験もさせて頂けて、心から感謝しております。布施先生は、お若く、溌剌とされておられますが、どうぞいつまでもご活躍できますようご自愛ください。そしてこれからも折に触れ、お付き合いさせて頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。