合格体験記(2016 新宿) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

☆合格体験記(2016 新宿:江口くん)

 

僕が学志舎に入塾したのは中1の3月でした。しかし、体験授業を受けさせて頂いたのは中1の10月頃で、5か月も入塾するのか決めかねていました。当時の僕はあまり勉強が好きではなく、体験の際、学志舎の塾生達の勉強に対する雰囲気や熱気を帯びた姿勢に圧倒されていました。ですから、入塾後も塾に行くことへの抵抗感が若干ありました。

 

 

このような形で入塾したのですが、僕が第一志望の新宿高校に合格し、勉強に対する姿勢が変わったのは何よりも学志舎のおかげであり、塾長のおかげであると思います。この体験記では、塾長や学志舎から受けた恩恵の中で、伝えたいことをいくつか紹介したいと思います。拙い文章かもしれませんが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

 

 

前述の通り、僕はあまり勉強が好きではありません。しかし、そんな僕でもほぼ毎日自習に通うことができた要因は2つあると思います。1つ目は「周りの塾生の存在」です。学志舎に着いて、席に座ると、誰かしら先に来て自習をしています。僕はそのうちの1人を選び、「あの人より長く勉強しよう!」と思ってから勉強を始めていました。そうすることでその人に対してライバル心をもつことができるのと、その人より長くやったと思うことで達成感を得ることができます。1人でやっていると自分なりに時間や勉強量の設定をして勉強することが多いと思いますが、「その人に勝てるまでやろう!」と思うことができれば、相手を上回るものを設定しなければいけなくなるので、自分の上限や限界を越えて勉強することができます。僕は毎日誰かと勝手に勝負して、勝とう、勝とうと強く思いながら自習をしていました。

 

 

2つ目は「塾長」です。塾長は「毎日、塾においで。」とおっしゃいます。最初は抵抗があるものの、言われ続けていくうちに塾に行くのは当たり前という考えになります。その当たり前を継続していくと、受験1ヵ月前には、気が付くと自転車に乗り、学志舎に着いていたぐらい、自然に自習に行くことができるようになっていました。そのくらい、毎日行くことが完全に習慣化していました。

 

 

次に伝えたいのは、過去問や模試についてです。僕は模試の結果が全然よくありませんでした。新宿高校の「安全圏」に入ったことはなく、「合格圏」に一度入ったか入らなかったくらいの状態でした。ですから、この体験記を読んで下さっている方で模試の結果があまり良くない方は安心して下さい。学志舎で諦めずに勉強すれば、合格の道は見えてくるはずです。ここで伝えたいことは、模試があまり取れていない方は、過去問の取り組みに是非、力を入れてもらいたいということです。僕は塾長の指導の元、平成18年から平成27年までの新宿高校の過去問10年分を2周やりました。他にも西、国立、国分寺、立川の過去問と共通問題の過去問にも取り組みました。様々な問題を解くことで、対応力が養われたのと、これだけやったんだという自信がつきました。一見すると難しい問題でもすぐに捨て問にしてしまうのではなく、少し時間を取って、解く糸口を探すよう工夫しました。

 

 

また「量」だけでなく、「質」も重要です。過去問を取り組む上での「質」とは、解いた後の「解き直しの精度の高さ」だと思います。学志舎では授業で塾長が過去問の解説を行って下さいます。塾長の解説はポイントが絞られているので、整理されていてゴチャゴチャしていません。僕は数学が決して得意ではなかったのですが、塾長の解説授業のおかげで、得意までとはいかずとも点数が取れる教科になりました。過去問を始めたばかりの頃は、図形問題の合同や相似といった証明問題が全くできませんでした。しかし、塾長の解説授業の中で、問題の捉え方や切り口、そして絶対に死守したい得点源になる部分、時間配分などを教えて頂いたおかげで得点力がついたと思います。学志舎の過去問演習と解説授業は、「量」と「質」を兼ね備えているので受験本番にとても効果的な勉強をすることができます。

 

 

最後に精神やモチベーションといったことについて伝えたいと思います。前述のとおり、僕は模試結果が悪く、1月の最後となる模試でも5科偏差値が63で「努力圏」と散々な結果でした。確かに過去問の点数は取れていたのですが、素内申も38と不足していたため、受験直前まで不安は残っていました。それでも当日、自身をもってテストに臨むことができたのは塾長のおかげだと思います。塾長は受験の1か月くらい前から、同じ志望校の人を一つのグループで座り、連帯感を高めるために席替えをされました。同じ学校を目指す仲間に囲まれた状態で勉強をすることができたので、「絶対、皆で合格する!」と思うことができ、モチベーションを上げ、受験までのラストスパートに拍車をかけることができました。その一方で、塾長から喝を入れて頂くことがありました。それは2月頃のことでした。僕は私立の併願校に合格したことで、少しホッとし、気が緩んでいました。ある日、塾長から「どうして新宿高校を受けたいんだっけ?」と言われました。この問いかけをされた時、改めて「自分は新宿高校に行くんだ!」と思いました。ですから、当日は「自分が一番新宿高校に入りたいと思っている!」と自分に暗示をかけるくらい、心の中で復唱し、気合いを入れて受験会場に行きました。このような行動も塾長から言われて実践したのですが、効果は大きく、当日はいつもより緊張せずに一問一問を冷静かつ淡々と解くことができました。そんな気持ちで臨んだ試験だったので、合格発表の際、合格者が張り出された紙に自分の番号を見つけた時は、思わず二度見する程、嬉しかったです。

 

 

以上が僕の体験記です。伝えたかったことを簡単にまとめると、1つ目は「周りの塾生と勝負していくつもりで毎日自習に行く」ことです。次に「模試結果が悪くても、過去問をやり込んで準備する」ことです。そして最後は「受験の直前までモチベーションを上げて、自分に自信を持たせる」ことです。この体験記を読んで下さった方の参考になれば嬉しいです。最後になってしまいましたが、塾長、そして学志舎で1年間、一緒に勉強した仲間達、支えてくれた両親に感謝したいと思います。ありがとうございました。