「国高祭」へ行ってきました!→9/4(日)は是非、「国高祭」へ! | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

都立国立高校の3年生になる卒塾生から”国高祭へ来て下さい”という有難いメールをもらったのでいざ国高へ。

 

・土曜5時20分に起床。5:42の電車に乗り、吉祥寺で乗り換え、国立駅へ。すると南口で今春合格した卒塾生(ラグビー部)とバッタリ出会い、一緒に国高まで。「クラスの出し物が全然完成してないんッス。ヤバいッス!」という衝撃の事実をさらりと聞き流しながら、次の進路としてそれとなく「京大アメフト部」を勧めておく。

 

 

・6:30に装飾が施された正門をくぐる。するとすでに2名の保護者の方が。「植村直己 冒険について語る」というその場に全く似つかわない本を読みながら待っていると7時あたりからどんどん人が増えていく。7:15からの「第一公演」の受付に並び、個人番号(くにナンバー)をもらうと、卒塾生の保護者の方と偶然お会いし、そのまま体育館へ。

 

お目当ての「3300NBL大作戦」に応募し、8:20の結果発表を待つも、見事に落選。その後、誘導に従い、「第二公演」の受付へ。10:40の発表までに校内を散策していると、劇のヒロインである卒塾生と再会。本番前なので軽く挨拶をして、教室外の外装を一通り拝見。

 

【教訓1】

第一公演ねらいなら7:15~7:30ぐらいまでに到着すれば大丈夫。第2公演は9:00~受付開始。

 

 

・「第二公演」もどうせ落選だろうと思いきや、まさかの当選!やった~!

 

さらに卒塾生の親御様もご当選されたので、一緒に観劇させて頂く。正直、実際に観るまではどのようなものなのか?皆目見当もつかなかったが、開始早々、度肝を抜かれる。

 

とにかく、本気。

本気で、熱い。高校生特有の迸る、溢れんばかりの若さのエネルギーを全力でぶつけてくる感覚。その凄まじい熱気に思わず、鳥肌が立つような場面も。どのような性格の子か知っているはずの卒塾生(ヒロイン)の子の普段との違いには本当に驚かされた。他の面識ない子についても、おそらく普段とは全然違う個性を発揮したように感じ、それぞれの子の「第2の顔」のようなものを見せられた気がしてならなかった。

※平成21年度の都立国立高校の大問3(小説)の傍線2の手前に出てくる「これは何だと叫びたかった。これは何だ。これは何だ。これは何だ」と同じ心境。

 

面白い。ここまで徹底してクオリティの高いものを表現されると本当にお見事としか言いようがない。これまでの高校の文化祭といった概念を完全に叩き壊された。どの子もみんな、完全に自分の役に入り切り、誰が主役をしてもおかしくないほどの存在感を個々に表し、さらには照明や音響といった演出も素晴らしく、まさにクラスが一丸となった力を見せつけられた。それは同じメンバーで3年間過ごす仲間だからこそ、できることであり、高3の夏をこの国高祭の準備に賭けた魂の結晶のようにも感じた。

 

観る者を圧倒する国高祭の演劇。是非、皆さん、足を運んで下さい。一見の価値ありです。夜の授業では国高を志望していない子も全員、観た方がいいよと話をさせて頂きました。高校生活の明るい希望に溢れたイメージを持つことができます。おススメです。また学生が主導となって運営している様子もじっくりとご観察下さい。

 

【教訓2】

3300のNBL大作戦は絶対に観るべし!ただし倍率が高いので第2、3公演になる覚悟で。また校内は暑く、人も多いので団扇やタオルは必需品。麦茶がいただける1階の「オアシス」がオススメ。

 

※鑑賞後、2つの想いが頭をよぎった。1つは本当に素晴らしい仲間達とすごす3年間は何物にも代えがたい宝物だということ。2つ目は、そんな仲間との出会いを実現させるために一緒に高校受験に立ち向かい、合格に導くことができた自分の仕事について、今まで以上に誇りを持っていいのかもしれないということ。人の人生を大きく変える。自分がやっていることはそんな大切な仕事なんだと改めて気づかせてもらった。ありがとう。