何となくの○が一番怖い | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

間違えた問題(×)
→もちろん「やり直し」をします。


しかし、正解したもの(○)を「やり直し」をしているでしょうか?

ただこれは全ての問題の「やり直し」をしましょう。
という話ではありません。

当然、自信をもって選択し、○になったものは特に手を打つ必要はありません。


でも一番怖いのは何となく、雰囲気で選択し、○になったものです。
これが本当に落とし穴となります。


×は目立ちますので、やり直しをします。
一方、○については見直したくないものです。
○のまま置いておきたいものです。


でも何となく○になったものの理由が偶然や勘違いであるのであれば、
その問題が次に出てきた時に、同じように○にできると言い切ることができるでしょうか?


言い切れませんよね。
ですから、問題を解いている段階で自信がない問題には何かチェックをしておくことです。
そして答え合わせの際に、解説をきっちり読み込み、自分の考えで良かったのか?
確認することが大切です。


勉強は細かい部分までこだわってやりきれるか?どうかが試されます。
これは仕事でも同じです。

一見華やかに見える仕事ほど、細部までこだわらなければ評価されることはありません。
なぜならそうしなければ、目の前の相手を感動させ、心を動かし、

お金を払おうとは思って頂けないからです。


勉強にいい加減な気持ちで取り組んでいる人は、

おそらく仕事もいい加減な気持ちで臨むことになる可能性がかなり高いです。

「何となくの○をきっちり見直す」ことも、真摯な気持ちで一問一問大切に取り組むことに繋がります。

問題をやるごとに力がついたと思えるよう、「丁寧かつ迅速」といった両方を

大切にした勉強をしていきましょう。


そしてこのような取り組みの積み重ねが受験当日、
「ここまでやったから受からないわけがない!」と自分に言い切れる自信になり、

自分を強く応援してくれます。