親御様のメッセージ(日大二中) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

2年間、この学志舎でお世話になり、このたび、息子が日大二中へ合格することができました。


5年生の春に入塾し、塾以外はサッカーチームや遊びを謳歌した毎日でした。6年生のG.W.前に、何を思ったのか?「受験させて欲しい。」と言われました。息子の場合、約8ヵ月半で4科目をやりきれるかどうかが大きな問題でした。親としては内申を取るのが比較的難しいとされる公立中進学に備えて少しでも学力を上げるという目標で「受験コース」に入ることを決めました。が、息子はこの日から毎日自習へ通いました。彼は本気でした。

 

7月に初めて受けた“首都圏模試”での偏差値は、算数36、4科目は40でした。模試会場であった日大二中の説明会で、校風をとても気に入ったことで、受験校は日大二中の1回目と2回目のみ。記念受験はせず、落ちたら公立中で頑張るというということが決まりました。そのため夏期講習からは、中3生と同じ行動(毎日オープンから最後まで自習行く)をするようになりました。


少しずつではありますが、毎月、偏差値が上がりました。頑張れば結果が出るので“勉強は辛いけれど、楽しい”ということも学んだようです。そしていつも中3生の姿を見ていたので、これがリアルな刺激となりました。先輩方を尊敬しながらも無意識に自分も同じレベルになりたいと思っていたことが、息子から聞く日々の話から分かりました。

この環境のおかげで、学力も心も大きく成長しましたが、12月最後の偏差値は4科目で50と残念ながら合格圏内には全く届きませんでした。あとは冬期講習と1月の受験対策を全力でやりきり、入試当日を迎えることになりました。

入試1回目、「絶対受かる!」と言い続け挑むも、「算数に負けた。」と落ち込んで戻ってきました。その後、「他の科目でフォローしてればいいんだ。」と気を取り直し、夕方の合格発表を待つ間、カフェに入りました。そこで息子はうたた寝し、「日大二中の通学路をたくさんの友達と楽しそうに歩いている自分の姿を夢で見た」と起きた時、嬉しそうに話してくれました。また問題用紙一面に“受かる”と書き続けていました。彼のその前向きな姿勢に驚かされました。


しかし、受験番号がなく、家に帰り自分の部屋で大泣きしていました。本当に悔しい様子でした。が、しばらくすると2回目に向け、改めて闘志を復活させ、勉強を始めました。


入試2回目、前回と違い、「全教科やりきった!」と達成感に溢れたスッキリした顔で教室を飛び出し、私の元に駆け寄ってきました。この時の息子の顔を私は一生忘れません。が、今回も受験番号はありませんでした。しかし、こんな達成感を持てた素晴らしい受験ができたので、“これでまた前へ進もう!”と息子と決めました。

翌日の繰上げ候補者の発表日。全く期待せずHPを見ると、何と2回目の番号が載っていたのです!本当に信じられない瞬間でした。しかし、合格できるかは、辞退者が出るまでわかりません。12番目。絶対大丈夫と思える順位ではなく、毎日期待と不安を抱きながら過ごした5日間でしたが、“合格連絡”最終日の前日、息子のサッカーの試合会場で電話を頂き、晴れて合格となりました。


2月1日から9日までの間、息子の気持ちのアップダウンを見ているのが一番辛く、苦しく、塾長に毎回メールし、私の気持ちを共感して頂き、支えて頂きました。ただ息子は、どんな時も最後まで合格を信じていました。自分が頑張ってきたことは間違っていない、そんな強い精神力を学志舎で塾長と塾生から学んだようです。私自身も勉強になりました。もし、滑り止めを受けていたら、集中力が途中でなくなっていたかもしれません。ギリギリの合格ですが、息子にとって非常に良い経験ができました。学志舎で学べたことを誇りに思い、これからも卒塾生の駆け込み寺のような場所でいさせて下さい。本当に感謝しております。ありがとうございました。


塾長注】

繰上げ候補は「合格点から5点以内」の人を選出されたそうです。