カッター訓練の準備物は4つ。
(1)坊主頭(私は気合入れてスキンヘッドに)
(2)模擬オール(木の棒と段ボールで作成)
(3)ゼッケン
(4)巻き張り
特にゼッケンと巻き張りには特別な思い出が。
ゼッケンはジャージに縫い付けるのですが、
ミシンの使用は許可されていないため、全て”手縫い”です。
かつ細い糸で”隙間なく”縫わなければなりません。
アメフトの春合宿で体力、気力も限界の中、消灯後の空き時間に、
トイレで夜なべし、3日間、”15時間”かけて2着分を完成。
針に糸を通すのも苦手なほど、不器用な自分が苦労して作成した分、
終わった時の充実感は今でも覚えています。
(思わずトイレの中で一人で叫んでガッツポーズをしてましたから)
しかし、こんなに頑張ってやり遂げたゼッケン君もすぐに無残な姿に。
4年生幹部の持ち物点検の際に不合格と判断され、(縫い目の汚さ加減?)
その場で黒マジックにより大きく”×”をつけられ、2枚とも縫い直しに。
実は縫う作業も大変なのですが、このはがす作業も思ったより大変。
隙間なく縫っているため、約2時間ぐらいかけてはがすことになりました。
※写真のゼッケンは、縫い直す時間がないため、
「43クルー」の”ク”にチェックが入り、”タ”に
なっていたものをそのまま使用したものです。