今日のビフォーアフター | In My Life■無印良品の家

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建築士の視点から見た「無印良品の家」(木の家)の紹介を中心に、
インテリア・音楽・食べ物・旅行・日々の出来事を自由に書いています。

番組をご覧にならなかった方には、

なんのことだかわからない記事かもしれません。注意



我が家では、毎週日曜20:00からは

大改造!!劇的ビフォーアフター』を観ています。テレビ



過剰でくだらない演出もあるけれども、

意外なアイデアに感心することもあります。ひらめき電球




今日は、TKO木本の実家の浴室廻りのリフォーム

全体的としては、可もなく不可もなくといった感じでした。


その中でも、「それはどうなん?」っていう点がいくつか。




1小口タイル

今時の浴室の壁に、白の小口タイルはどうなんでしょう?


「91歳のお婆ちゃんが掃除しやすいようにする」なら、

目地がカビやすい小口タイルという選択は不適切では?



せめて目地の面積の少ない大判タイルにするか、

樹脂系の素材の方が良かった気がします。


いくら浴室乾燥を完備しても、浴室のタイルの目地は

汚れやすく、掃除しにくいのは明白です。

In My Life■無印良品の家-after浴室
(写真は番組HPから拝借。)



2浴槽のデザイン

浴槽はハーフユニットでした。


メーカーとかは分かりませんでしたが、あまり使い心地の

良いタイプのデザインには見えませんでした。


なんというか、形状が幾何学的で、端部のRがキツめ。

バリアフリーに反して、見た目優先で選んだように思えました。




3庭の絵

亡きお爺ちゃんが好きだった、以前あった庭の絵

ステンレス板にエッジング加工したもの。


ステンレス板は、今回の工事で廃棄した古い浴槽の一部を

わざわざ切り取って加工したらしいです。



でもちょっと、この手法は思い出の押し付けというか、

無理矢理使ったようにしか思えませんでした。


カラーの原画がとても素敵だっただけに、

「なんでこんな加工しちゃったの?」という感じ。



今はプリント技術が発達しているのだから、

カラーの原画をタイルに大判タイルに焼き付けるとか、

他のやり方があったはず。


鏡面のステンレス板は、すぐに水垢や汚れが付着します。

鏡の水垢が取れにくいことは、多くの人が経験済だと思います。

In My Life■無印良品の家-afterステンレス板

(写真は番組HPから拝借。)


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と勝手なことを書きました。言うのは簡単ですね。