道路のバリアフリー | In My Life■無印良品の家

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建築士の視点から見た「無印良品の家」(木の家)の紹介を中心に、
インテリア・音楽・食べ物・旅行・日々の出来事を自由に書いています。

仕事でよく店舗の設計をします。


売場が約500坪(スーパーマーケット)~約3000坪(ホームセンター)ぐらいの

規模のケースが比較的多いです。


そういった建物には、「バリアフリー法」や「福祉のまちづくり条例」といった

法令・条例が適用され、車いす対応駐車施設多機能トイレなどの設置が

義務付けられます。


いや、ほんとはもっとたくさんの規定があるのですが、省略します。



それらの申請書類や図面を作成する関係で、建築物に関するバリアフリー

関連法規には多少詳しくなりました。



でも、道路のバリアフリーはなかなか進まないんですよね汗

普段自転車に乗っていると、その段差の多さを実感します。


自転車は車道を走れ」というご指摘は不要です。

基本はそうだとしても、路上駐車があったり、交差点の状況によっては

自転車でも歩道を普通に走りますから。




さて、先日仕事で、埼玉県の東松山市に行ってきました。

これは、その時に撮った歩道の写真です。↓

注文住宅の建て方■無印良品の家-バリアフリー
点字ブロックは見慣れたものですが、歩道と車道との間の部分の

縁石に、2ヵ所の切り込みというか、へっこみがあります。


初めて見たので、一瞬なんなのか考えてしまいました目


へっこみ部分の中心間距離は、約60cm。


おそらく、車いすやベビーカーで横断歩道を渡る人に対する配慮で、
段差を小さくするために切り欠いた縁石を使用しているだと思います。



数年前にできたばかりの市道だったので、最近の東松山市では

標準的な仕様なのでしょうか?


埼玉県全体、というほどは見かけないと思います。

(ちなみに写真は、ピオニウォーク周辺です。)


こういう細かい配慮っていいですね合格