相変わらず「大本営発表」方式
【安保法案の成立後、ニューヨークで国連総会に出席した安倍首相。帰国前に現地で記者会見を開き、国連の安保理常任理事国入りに言及したことなどが日本でも華々しく伝えられた。しかし、その会見をめぐって外国の記者から強い批判が浴びせられたことは、日本では伝えられていない。そこで外国人記者が感じたのは、日本のメディアと政権との癒着だった。】
(アイ・アジア編集部)
日本時間の9月30日朝に行われたニューヨークでの安倍首相の会見における「予定外」の質問とはどういうことなのか。質問が予定されていたとはどういうことなのか。
アイ・アジアが入手した首相官邸の資料や取材に応じたアメリカ人記者の話によると、この会見では、
1)質問者も、
2)質問内容も 予め決められていた。
つまり、出来レース記者会見だったとのこと。
予め、政権とメディアが予定・打ち合わせされていた質問を記者がし、それに対して安倍首相が準備された答弁をする という記者会見だったようです。
まったく驚きです!
外国の記者は
「アメリカで今、日本のメディアは安倍政権に牛耳られていると報じられているのを、日本の記者たちは知らないのでしょうか?記者会見というのは市民を代表してジャーナリストが権力者に挑む場だというのは、アメリカにおいては一般の人も知っている常識です。しかし、残念ながら、日本の権力者の会見はそうではなかった。質問内容は権力側が予め検閲し、その答弁は予め準備されており、会見はその通りに行われる...ちょっと信じられません」と信じられない表情。
日本のメディアからこういう「大本営発表方式の記者会見」・「出来レース方式の記者会見」に異議・反対が出ないことはさらに驚きです。
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