いつも読んでくださりありがとうございます!

八村塁率いるゴンザガ大、マウイ招待(Maui Invitational Final)、

優勝おめでとうございます^^

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さて、前回のこれ、

[ゴンザガ大、八村塁、(1)英語が話せなければNBAプレイヤーにはなれない]

の続きです。

上手く訳せない部分があるけど、雰囲気が伝われば。

***

『ゴンザガ大学、八村塁の教育』

”The education of Gonzaga's Rui Hachimura”

(現地2018/11/17)

続き...

 

スポーケンは東ワシントンの山間にある人口約20万人の都市だ。

八村にとって、その地域は、日本の仙台に近い小さな故郷のように感じた。

仙台は、スキーリゾート、ハイキング、豊かな水で彩られている。

 

マーク・フュー(Mark Few)の指揮下になってから、これまでブルドッグズはNCAAトーナメントを逃したことがない。

そのランは1999-2000シーズンに始まった。

ドラフト1巡目の選手を6人も送り出しているフリューの指揮下で、彼は自分が開花することを知っていた。


しかし、彼は文化の大きな違いを予期していなかった。
 

彼は、98.5%の日本人が住む故郷で目立っていた。

日本人の母と西アフリカのベナン出身の父を持つ。

時折、隣人はじろじろと見つめる。

そして、他人は、彼の日本の伝統の真偽( the authenticity of his Japanese heritage)に疑問に思うのだろう、

--彼がバスケットボールのスーパースターなる前は。


アメリカ合衆国では、八村は、若いアフリカ系アメリカ人のように見えるので、

彼に会った時に彼は英語を話すだろうと思っていたアメリカ人は混乱した。

その困難な最初のシーズン中、にっこり笑ってうなづくことだけは習得した。


”僕はずっとそのふりをしていたと思う。”

珍しいことではない。

英語は、日本語を話す人が学ぶには最も難しい言語の一つだ。

”日本語は、非常にシンプルなサウンドシステムなので、発音(Pronunciation)が難しい。”

と、日本語学の専門家である長谷川葉子氏(カリフォルニア大学バークレー校の東アジア言語と文化の教授)は言った。

 

”日本語は、違うの言語族に属しているので、英語や他のヨーロッパの言語を話す人々にとって学ぶのが難しい。”

と長谷川は言った。

”逆に、英語は、日本語のネイティブ・スピーカーにとって学ぶのが難しい。”

 

ゴンザガ大のポイントガード、ジョシュ・パーキンス(Josh Perkins 23歳、2014-)は、2016年アメリカでの八村の最初のシーズン中、ルームメイトだったとき、環境の変化を和らげるためにあらゆる手を尽くした

八村が到着した直後、パーキンスは、自分の兄の家の夕食に八村を招待したが、彼ははその間2、3言をブツブツ呟いただけだった。

 

八村は、お気に入りのファストフード店に急いで走る時はいつも、リラックスしているように見えた。

ただ歩いて入って来て挨拶することがほとんどだった。”

とパーキンスは八村との最初の会話について言った。

”しかし、僕は Sonic の watermelon slush (スイカのスムージー)を彼に教えた。

彼はそれを覚えているよ。”

 

パーキンスは、八村がギフトを持っていることを知っていた。

その夏チームメイトとピックアップゲームをした時、八村はボールが欲しいときはいつでもリムの方を指さす、

そして、彼がそれを手に入れたとき、未開の能力を証明する勢力となった。

4年前ドバイで開催されたU17 FIBAワールドチャンピオンシップの日本チームで試合平均22.6ポイントを記録したとき、ゴンザガのアシスタントのトミー・ロイ(Tommy Lloyd)はその能力に気が付いていた。

 

しかし彼は、コートを離れると、戸惑った。
この国に来る人は、英語を習得すれば成功するとよく言われる。

しかし八村は、言葉を複数話すことを求める外国でお手上げ状態だった。


彼は、誰の話す英語を学ばなければならないのか?

パーキンスと彼のチームメイト達は、スラングを使った。

八村は、彼らがロッカールームで叫ぶヒップホップを解読した。

 

教室では、スポーツ・マネージメントを専攻した八村は、彼の教授が使うアカデミックな専門用語(jargon)がわからなかった。

 

”最初の1年間、我々はお互いジェスチャーをしてプレーことを冗談にしている。”

とアカデミックサポートサービスのディレクターで八村の重要な講師であるStephanie Galbraithは言った。

”言葉は少しだったが、

同じ部屋に彼と居れば、そこにいる人達が同じ考えを持つようになる

Google翻訳やその類のものがあるが、

たいていは、彼の殻から出るように彼を壊そうとしていた。”

 

彼は、組織的なアメリカのバスケットボールの言葉も話さなかった。

日本では、彼はコートでやりたいことをする野獣だった。

八村にゲームのテクニカルエレメントを理解することを望むのは、フューだけではない。

”ブロッキング・アウト(blocking out)とはなんだ?

”アイシング・ア・ボール・スクリーン(icing a ball screen)ってなんだった?

八村はわからなかった。

その結果、フューの指示と八村の限られた理解とのギャップは、彼らのコーチ-プレイヤーの関係を行き詰まらせ、彼のレベル向上を遅らせた。


八村の最初のシーズンで、フューは時折コートで何をすべきか彼に尋ねた。

才能のあるコンボガードの八村は、まるでわかっているかのようただ笑顔になった。

フューは、彼が理解していないことをわかっていた。

もちろん八村自身もだ。


ある日の練習中、フューは八村とチームメイト達に大間抜けな(dumbass)”プレーだと批評した。

八村は、コートサイドにジョギングをしながら笑った。

彼は、フューがドマンタス・サポニス(Domantas Sabonis)と自分を比較して自分のことを褒めたのだと思った。

サポニス(現ペイサーズ)のニックネームが”Domas”なのだ。

 

しかし、彼の解釈は1年中そんな風に間違っていた。

”タフだった。”

とフューは言った。

”彼には本当に厳しいことだった。

それはスタッフにとって試練だった。

それは、何よりも我々が前に進めなくなっていたことだった。

通常、新入生が、力の欠如、理解の欠如、身体能力の欠如、という状態は厳しい。

私はスタッフに「彼は、我々が言っていることしようとしていること10%は理解している」と伝えた。”

 

彼にはスキルがあった。

しかし彼の限られた英語力は、そのスキルを利用する彼の能力を弱めた。

彼は、ブルドッグズでプレーするために日本から4800マイルを旅してやってきて、

フューのシステムを理解している素晴らしい選手達で満載のチームでプレイタイムを見つけられずにいたのだ。

た。


八村は、ゴンザガの卒業生でブルドッグズのビデオ・コーディネーターのケン・ナカザワ(漢字名が不明)に頼った。

彼は八村の非公式の通訳を務めた。

ナカザワは、2016-17シーズン中チームに加わり、周りの世界をナビゲートすることで八村を手助けしようとした。

ナカザワは、八村が学ぶことを固く決心していたのでやりがいがあったと言った。

 

”彼の一年目は、クレイジーだった。”

 

とナカザワは言った。

”彼は練習でコートに居るか、授業で教室にいるか、

家庭教師と学習するラボに戻ってくるかだった。

彼はまったく休憩なしだった。

それを全てを通じて、彼はおそらく1年の内、練習以外のトレーニングを5回欠席したくらいだったかな。

最初から、彼は僕のところにやって来て、こう言った。

「日本語を話したくない。

全部英語でコミュニケーションしたいんだ。」

僕たちは、日本語を話すことは稀だ。

僕達が軽食を手に持っていても、ただ外をぶらついてるときも、ずっと英語を話しているんだ。”

 

Netflix も役立った。

 

八村は、言語を吸収しなければならないとわかっていた。

そして彼の大好きな番組は、学ぶことへの最速のパスのように見えた。

ゴンザガ大学英語学習センター(Gonzaga's English Language Center)で過ごす時間への彼の熱心さはやり過ぎるくらいだった。

 

”最初のシーズン、たしか、ナイジェル・ウィリアムズ-ゴス(元ゴンザガ)と他の選手達はバンパイア・ダイアリーズ(Vampire Diaries)を観ていたんだ。”

八村は言った。

[The Vampire Diaries Season 1 Trailer]

”僕はなぜTV番組を見たいと思うのかわからなかった。

しかし、僕はそれを見たら、本当に好きになった。

字幕をずっと観ていた。

テレビは本当に役立った、マジで。

本当に役に立ったんだ。

その後、僕はたくさんのテレビ番組を観た。

'Stranger Thingsとかね。”

[Stranger Things | Trailer 1 [HD] | Netflix]

バスケットボールをプレーすることは、より多くのコミュニケーションだ。

僕は、英語がもっと重要だと感じた。”

 

彼の周りの人々は、最初のシーズンの後、彼の変化に気が付いた。

静かで、無口な風貌が変わった

彼は、以前よりも会話に自信があった。

彼がうなづいて笑ったときは、理解できるジョークを誰かが言ったり、ミラーの前を横取りするルームメイトなど、彼ら自身が馬鹿なことをやってるからだ。

英語を学んだ八村にとって人生がより楽しくなった。

それがコートで彼が成長した最も重要な要因だ。

しかしその変化は、ちょっとした障害になった。

 

ときどき、彼はヘッドフォンをしてキャンパスを歩き回ってラッパーの歌詞を叫ぶことや、彼が最近自分のボキャブラリーに加えたいくつかの4文字ワードを使うことについて彼のチームメイト達は彼に警告しなければならない。

 

”音楽が凄く役立ったと思う。”

と八村は言った。

ドレイクが好きだ。

彼はわかりやすかった。

彼はスラングを使うけど、僕はちょっと理解は出来た。

そういうラブソングは、僕が好きな種類のものだから、理解が出来る。

彼はそういうラブソングを歌う。

21 SAVAGEを聞いてるよ。

僕は彼が好きだ。

コダック・ブラック(Kodak Black)、は僕には彼がわからないけど、彼も好きだ。”

 

(3)に続く...

】(情報元:The education of Gonzaga's Rui Hachimura)

 

このコラムは3回にわけてアップしています。

[ゴンザガ大、八村塁、(1)英語が話せなければNBAプレイヤーにはなれない]

[ゴンザガ大、八村塁、(2)英語が話せなければNBAプレイヤーにはなれない]

[ゴンザガ大、八村塁、(3)英語が話せなければNBAプレイヤーにはなれない]

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ゲーム後のインタビュー:八村塁は一番右側...

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★今日のイデオム:

fast-food joint :ファストフード店

raw ability:未開の能力

From the get-go:最初から

grab something to eat :何か軽く食べる

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