3月14日朝6時。睡眠時間が少ないので眠たさはあるが、なかなか悪くない目覚めだ。勝利の余韻ってやつだ。

 

 

 

古都トレドへ

今日早く起きたのはマドリードを離れ、トレドを観光するためだ。もう少し遅い時間でもよかったのだが、昨日の試合前に既に切符を買ってしまったので仕方ない。7時ごろに宿を出てまずはアトーチャ駅へ向かう。

 

トレドへは電車でもバスでも行けるのだが今回はRenfeのAVANTで行く。値段はバスより少しかかるが往復10ユーロほどの差で、時間は半分の30分。バスの出発駅がPlaza Elípticaという行ったことのないターミナルで朝から迷うのが嫌だったのと少し遠かったのもあり電車に決めた。

 

 

 

30分と少しでマドリードから気軽に行けるのはとてもいい。クロワッサンやマフィンなどの軽い朝食を食べていたらあっという間に到着した。

 

 

 

 

 

歩きながら

まずは駅から20分ほど歩いてこちらの門へ。

 

 

 

 

まっすぐ道なりに向かえるのだが、最後の方の坂が急でなかなかきつい。グラナダにしろここトレドにしろ、古い街並みのところはどこもそう。石畳と坂は本当に疲れる。

 

門をパッと見た後はこちらのモスキータに行こうと思っていたのだが、どうやら10時からみたいだ。ミュージアムは10時からと書いてあったがメスキータ自体は入れるかと思っていた。確認不足。

 

 

 

 

とりあえず有名だというソコドベール広場に出てどうするか考えよう。

 

 

 

広場へ行く途中、もう説明はいらないスーパーで水を購入した。

 

 

 

スタジアムにペットボトルを持って行くと蓋を回収されるため、持ち運び用に小さいのを買い直さなければならなくてめんどくさい。キャップOKなのは日本くらいなもんなんだよ。

 

 

大体の建物が朝10時からだがまだ9時と1時間ある。こういう時は展望台に限る。景色はタダで時間は関係ない。

 

 

 

 

トレドは本当に崖と川に囲まれているのだと実感できる。近くの公園などもぶらぶらしているとようやく10時になった。まずはアルカサルと一緒になっている博物館から。

 

 

 

10時前の段階から入り口で5人ほどが待っている。中に入ると恒例の荷物検査があり、その後入場できる。この博物館はどうやら無料のようだ。軽い説明を受けると、アルカサルには入れない模様。いつ再オープンするのだろうか。

 

 

 

博物館内は常時展示と一時展示が同じ階にある。お土産コーナーもあるのだがやはりこういうおもちゃには心踊らされる。

 

 

 

そして特別展示のこういった剣にもね。

 

 

 

それにEspadaという単語をBLEACH以外で初めて目にし、ちょっと感動。

 

 

 

特別に戦車の型式などを知っているようなオタクではないが軍事博物館良すぎる。

 

 

 

アルカサルの中は閉まっており入れないが、建物に囲まれた中心には入ることができた。

 

 

 

続いてここから歩いて5分ほどのトレド大聖堂。軽く調べた限り、午前中の方が光の関係で綺麗とのことだったので11時ごろに向かった。

 

 

 

どこのカテドラル(大聖堂)もそうなのだが、ステンドグラスがしっかり陽に当たるように設計されていて綺麗。

 

 

 

そして天井の絵も壮大。

 

 

 

カテドラルに行き過ぎて、入った時の感動が少し弱まってしまっているのは申し訳ない気持ちになる。

 

 

 

昼食でお祝い

昨日は日付を回ってから宿に着いたし今日の朝は早かったので、ようやく昨日の勝利を祝う。こちらのレストランに。

 

 

 

カルカムサ (Carcamusas) と呼ばれる、トレド名物の豚肉とグリーンピースのトマト煮込みにビールと赤ワインを。おつまみのトルティージャはビールを頼んだら付いてきた。

 

 

 

カルカムサは肉が柔らかく美味しい。日本でも作れそうだ。じゃがいももあり、なかなか腹に溜まる量だった。

 

それにしてもレストラン内のトイレがオシャレというか独特すぎる。

 

 

 

食後は散歩がてら西の川にかかる橋を歩く。

 

 

 

 

昼過ぎは曇り、また夕方ごろから晴れるという天気予報通りだ。

 

この橋ではターザンロープ(なんていうのか分からない)をやっており、よく見ると上の写真にもぶら下がった人が写っている。11ユーロだったしこのあと暇にやりそうだったのでやっても良かったが、学生の集団がもんのすごいくらい並んでいて諦めた。

 

 

その後は暇になったのでエル・グレコ美術館に。

 

 

 

なんでだかは知らないが木曜日の16時ごろに訪れると「今日はフリー(無料)だよ」と言われた。

 

こちらの絵がここで1番有名かな。

 

 

 

すごく小さな美術館だったが、一軒家みたいな感じでこじんまりしていてなかなかよかった。

 

 

美術館を見た後は景色を見に南の方へ歩く。徒歩だと45分かかるのでバスを使おうと思ったが、現金をマドリードに忘れてきた。歩くかぁ……

 

 

 

 

どこかでMARCAやASなどの新聞を買って読もうかとも思ったが、ただCLのベスト8に進出しただけなんだよね。何にも成し遂げてない。今日までは喜んでもいいかもしれないけど、切り替えていかないとバルセロナ戦も次の準々決勝も終わる。てことで買わなかった。

 

 

 

まだ太陽が落ちるまでは1時間ほどあるが晴れてきたこともあり、美しい。

 

 

 

夕暮れ時はまた綺麗なのだろうなと思い、こちらのカフェでゆっくりと時間を過ごす。

 

 

 

 

 

19時前になりお腹が空いてきたので食事を注文しようと思ったが、どうやら飲み物だけらしい。時間帯が悪かったか。オンラインメニューにはあるんだけどなー。

 

 

 

 

こちらトレドに来て食べたかったのは先ほどのカルカムサと鹿の肉 (ここではPicadillo de ciervo con setas y huevo fritoというメニュー) だったので少し残念。あとはマサパンも有名か。

 

 

ゆっくりしつつ日の入りを待っているとだんだんと人が増えてくる。昼の晴天時も綺麗だが夜景もとても綺麗と聞いている。期待ができる。

 

ただし僕にはタイムリミットがある。ここから駅まで歩いて30分。下り坂なので走れば10分くらいで行けると思うが、余裕を持って15分(←余裕あるか?)。ALVIAなので荷物チェックもあるから発車の10分前ごろには駅にいたい。20時21分発なので19時55分にはここを去らなければならない。日の入り時刻は19時20分ごろ。いけるか?

 

 

ギリギリまで粘って最後に撮った一枚がこちら。

 

 

 

うーーん、ぎりぎり。夜景とはまだ呼べないよね。

 

 

 

マドリードへ戻る

19時55分に展望台を後にして坂をかけ下がる。かけ下がるって日本語あるっけ?

 

道が暗く下り坂で危ないので小走りくらい。徒歩で30分なので全力で走ってもどうせ疲れる。途中で何枚か写真を撮りながら向かったところ、想定通り15分ほどで駅に着いた。

 

 

 

荷物チェックをし、発車時刻の8分前くらいに電車に乗り込む。ふぅ、これで帰れる。

 

 
 
アトーチャ駅には7分ほど早く到着した。スーパーが22時までなのでそのまま宿の最寄駅から買い出しをして帰ろう。

 

 

 

スーパーでのお買い物はこちら。あと他に惣菜を二つほど購入。サンドウィッチは明日の朝などに食べられるようにラップで小分け。

 

 

 

夜ご飯はピザに味噌汁に惣菜のネギとハムのサラダ。

 

 

 

野菜食べなきゃ。このサラダは味が濃かったなぁ。

 

 

明日はまた練習場に行くので風呂に入って寝る。頼んでおいた洗濯物だが、やはり畳んでくれていたようだ。畳み方が違うのは仕方がない。感謝感謝。

 

 

 

 

 

 

今回かかったお金

電車(往復):€ 22.20 (→ ¥ 3,667)

水:€ 0.68 (→ ¥ 113)

トレド大聖堂:€ 12.00 (→ ¥ 1,986)

昼食:€ 12.50 (→ ¥ 2,069)

カフェ・コン・レーチェ:€ 2.00 (→ ¥ 332)

食料:€ 16.28 + 7.99 (→ ¥ 2,694+1,323)