3月13日。今日は運命のCLインテル戦。万全のコンディションで挑まなければならない。

 

 

 

朝ごはんと計画を

起きてはいたもののごろごろしていたら朝ごはんの時間は9時に。無料の朝食はどっちにしろ8時半からだったのでちょうど良い。

 

 

 

ココアにチュロス、マフィン、リンゴをいただく。無料だが昨日は朝早く出たし、明日や明後日も朝早い予定なので意外と享受できる機会は少ない。

 
 

のんびりしつつ、ここマドリードでの予定を考える。1週間いるのにまだまともに決めていなかった。今日と週末の土日は試合を見る予定で埋まっているが、明日明後日は何も決めていない。今日試合なので明日は練習しないだろう。練習場に再度行くとしたら金曜日だ。それでは明日1日暇になる。そうだ、トレドへ行こう。

 

1日で行って帰って来られるので、明日の電車やバスなどを調べてチケットを購入する。観光名所や歴史等を全く知らないので、その辺の知識も付け焼き刃だが頭に入れる。今日の午前中は街に出たりして行動したら夜の本番にトップを持っていけないからね。

 

 

 

昼食を食べ少し街へ出る

昼食は、はいハンバーガーです。

 

 

 

もう説明はいらない。味噌汁は24回分のやつを日本から持ってきたのだがまだまだ余っている。消費できるか分からない。

 

 

ハンバーガーを作る前、洗濯をしたいとホステルのスタッフに言ったら洗濯物ごと預かってもらえた。これは乾かすところまでやってくれるってことなのか?7ユーロなのでそれくらいやってくれそうではある。

 

ただし支払いが現金のみだったので、食後に両替しなければならなかった。外に出ると偶然、昨日一緒にタクシーに乗ってマハダオンダから帰ってきたお二人と再会。今日の勝利を誓い合った。

 

 

宿に戻って一息。ずっと休憩している感じがすると思うが、その通り。なんだか少し緊張している。選手もそうだが僕もエネルギーを温存しておかなければならない。

 

 

こちらに参加するため最低でも7時にはスタジアムにいたいが何時ごろに行こうか。

 

 

 

 

試合前からアゲてくよ

浮き足だってソワソワしてるのでなんだか良くない。気持ちを落ち着かせるためにもアトレティコのチャントを復習。

 

 

 

僕が好きなのは2分19秒からのチャント。"Lo lo lo lo lo ..." なところでみんなでジャンプしながら楽しそうに歌うのがとても良い。試合後にツイートしたけどこういうことなのよね。

 

 

 

現地の人も「やるやん」みたいな感じで来てくれるし、何より自分が一丸になれていると感じることができる。そしてチームのためになるのだから良い事しかない。

 

 

ホステルの部屋に人がいなかったので何回も聴いては歌ってを繰り返したが、もう我慢できなくなり17時過ぎに宿を出た。メトロで向かうと車内は混雑はしていないが、すでにユニフォームやグッズを身につけた人をちらほら見かける。やるしかない。選手も俺らも。

 

 

スタジアムには6時ごろ到着。

 

 

 

改札を出て階段を上がったところにミッキーやらのキャラクターがたくさんいる。

 

 

 

エルモやバズ・ライトイヤーも。彼ら「フォトフォトフォトフォトフォトフォト……」ってずーーーっと言っててうるせえんだよ。写真撮った後は小銭をねだっての繰り返しでよくやるわな、中年過ぎたおっさんよ。

 

 

 

僕はとりあえず気合いを入れるためにアルコールを摂取()

 

 

 

いやむしろアルコールを入れて冷静になろうとしているまである。

 

 

そしてまた、マハダオンダで出会い、昼に宿の外で会った2人と偶然の再会。再びの勝利を誓い合った。勝つよ。

 

 

少ししていよいよ選手を出迎える。浦和レッズのサポーターでもある僕。レッズの時は一度もカメラを回したことはないが、ここアトレティコでは半分以上が動画を撮っている。それに中心で発煙筒を持っている人も自ら動画に収めていたので、そういうものだと思い動画を回した(言い訳)。

 

 

 

これはその一場面の写真。

 

 

 

もっと良い写真はメディアが撮っているのでそれを見た方がいい(4枚目とかは携帯を持っている人が多いのがわかると思う)。

 

 

 

ただ19時ごろはまだ明るいのでこれは加工済みの写真。気をつけてくださいな。

 

 

 

 

まだバスが全然遠くにいる時から、チャントを歌いながらもみくちゃに押し合って自ら楽しみつつ選手を鼓舞する。すごく楽しい。チャントをちゃんと覚えていった(忘れてもリズムに合わせて口ずさめば大丈夫)ので余計に楽しい。

 

バスがスタジアムに入った後も自然発生するチャントにみんなが乗っかり盛り上がる。発煙筒を持つ経験はできなかったが(←おい)選手がやる気になってくれればそれで良い。

 

 

その後は例のペーニャのメンバーと合流し、勝利を誓い合ったあと、それぞれの席に向かった。

 

 

 

いよいよCLインテル戦

スタジアム入りしたのは20時半過ぎ。もう試合まで30分を切っておりアップは始まっている。スタジアムの中でも外でもそれぞれが歌っており、まあ軽いカオス状態だ。床というかスタジアム周辺の道路は瓶やら缶やらが転がり、きったねぇ。あと少し危ないので行く人は気をつけよう。持ち物は最低限で。

 

今日の座席はこちら。

 

 

 

ベンチ上。前回のベティス戦はゴール裏で今回はメインの1番前。一度くらいはこういう席も経験しておきたかった。

 

だが結果的には一度でいいかなという感想。サウールやレイニウドなんかが、試合に出ていなくてもチームのために行動する選手の筆頭だということが分かったのはよかった。あとは細かいコーチ陣のやりとりなども。その反面、試合を "見に来ている" または "カメラに収めることに必死な" ファンが多いので少し温度差も感じた。いや、僕も地元じゃないし見に来ている人ではあるんだけどね。チョロが盛り上げてくれってジェスチャーしても何も感じない……?(ただのいちファンが偉そうに言ってしまって申し訳ない)

 

 

さて試合はもうね最高だよね。試合の写真を期待している人はごめんなさい、載せられないです。隠したいとかではなく、単純に撮っていないので。チョロを少し撮ったくらい。

 

 

 

前半に失点したのは痛かったが、すぐに取り返せて最低限で折り返せたのはよかった。勢いそのままに逆転したかったがそううまくはいかない。日本でたまにヤジおじさんが話題になるが、スペインだってそんなもん。いやむしろ多い?

 

 

 

個人的にはスタジアムにいる時くらいサッカー通ぶらなくたっていいと思うの。

 

 

 

ハーフタイム。ベンチの選手がアップする際には少しパシャリ。子供が「サインちょうだいー!」って言ったらパウリスタ、フェルメーレン、アスピリクエタはサインしてあげてた。

 

 

 

2つ隣の方がどうやら日本人だったみたいで話しかけられて少し会話をした。「すごい応援とかしてるからもっと昔からのファンなのかと思った」的なことを言っていただいたが、まだまだ若輩者です。「ただやれることはやりますよ」と。

 

そしてこれは勘違いでもいいのだが、僕が手拍子をずっとしていることで、後ろに座っていたおそらくドイツ系の親子が乗っかって手拍子をしてくれた。周りを巻き込んでやることができたのは嬉しかった。

 

 

後半はあと少しで入りそうな展開が続いて立っては座ってを何回も繰り返した。メンフィスが2戦合計スコアで引き分けに持ち込むゴールを決めた時には隣のおじと抱きあったよ。

 

 

延長戦。ベンチを見ていた感じ、グリーズマンに代えてサウールのところは最初レイニウドの予定だった。そういう事情も見られたのはよきよき。

 

 

PK戦は圧巻のブーイング。どうしても後出しになってしまうので仕方がないが、この雰囲気を作り出して負ける気はしなかった。また浦和レッズの話題を出して申し訳ないが、ACL2022準決勝 全北戦のPK戦を個人的には思い出していた。

 

 

 

大旗はレッズだがブーイングの声量はアトレティコに軍配が上がる。チャントの場合は最大瞬間風速はアトレティコだが、持続度は圧倒的にレッズ。スペインにしろ南米にしろ、しょぼい時は本当にしょぼいからね。拡声器使ってズルしてるし()

 

 

まぁまとめると勝ったよ。

 

 

 

まとまってないけど勝ったよ。それでいいよ、今日は。

 

 

 

てかPK戦は意外と…?

 

 

 

 

試合が終わったのがもう23:45ごろ。そこからみんなで喜びを分かち合い、メトロの規制もあって宿に着いたのは1時過ぎ。はぁ幸せですね。

 

 

※追記

こちらの素晴らしい映像に映りました。携帯構えてないでちゃんとタオルマフラーを掲げている姿で良かったです()

 

 

 

 

 

 

今回かかったお金

洗濯:€ 7.00 (→ ¥ 1,169)

夕食:€ 8.50 (→ ¥ 1,404)

チケット:€ 187.50 (→ ¥ 31,323)