【旅に使用したバイク】
HONDA CD50
’94~’97年式
4速ロータリー式ミッション
燃料タンク6リットル (4リットル+リザーブ2リットル)
フルノーマルで出発、札幌でダンロップタイヤに交換。
【総走行距離】
16191km
(メーター)
出発時:5796km
到着時:21994km
日本の海岸線の道路を綺麗に一周すると、約9000kmだと言われています。
16000という距離は当初の予定よりだいぶ寄り道した印象です。
まるっと5ヶ月、1日平均106.5kmよく走ってくれました。
【給油データ】
岩手県
陸前高田市 シェル 3.91L ¥680
宮城県
亘理郡 JA 4.54L ¥740
福島県
裏磐梯 出光 5.00L ¥845
会津若松市 ゼネラル 1.51L ¥248
栃木県
矢板市 JA 4.46L ¥718
茨城県
鉾田氏 モービル 3.55L ¥543
千葉県
茂原市 エネオス 4.93L ¥774
船橋市 シェル 5.14L ¥812
総給油量: 288.21L ¥48,076-
ガソリン平均料金: 1L = ¥166.8
都市部では160円台前半、地方では160円台後半~170円台。
東京のように150円台というのは稀でした。
最高値は175円ほどだったと思います。
【平均燃費】
1L = 56.20km
序盤に比べて燃費が悪くなっているが、
バイクの調子が悪くなったというよりも、おそらく旅のスタイルが変わったもの。
「1日の距離が短くなった」
「写真を撮るために停車する回数が増えた」
(写真の腕が上がる事はなく、撮る枚数が増えた)
という事が原因だと考えられます。
【オイル交換】
静岡(東日本前編)マスダ・サイクル
大分市(九州前編)Honda wing
佐世保(九州後編)Honda wing
尾道(西日本後編)Honda wing
輪島(東日本中編)※自分で交換
~北海道まで継ぎ足しで使用
久慈(東日本後編)Honda wing
武蔵村山(東日本後編)Whitebase
7回+α
尾道でオイル交換した際に、クラッチワイヤーを少しいじられただけで数百円上乗せされる。
それが勿体無いと感じ、能登半島で自分でオイル交換。
コメリでホンダのG1という純正品を1リットル780円という破格値で購入。
その時残った300~400mlほどは、北海道で減った分を継ぎ足しながら使用。
G1オイルが700円台というのは奇跡的だったらしく、同じコメリでも他の店舗では900円強というのが一般的でした。
バイク屋でオイル交換をすればだいたい1500円ぐらい。
自分で交換すれば600円程度浮かせる事ができますが、オイルの処理や残ったオイルを1リットルの缶ごと持ち運ぶ手間を考えると、何食か抜いてでもバイク屋で交換した方が良いかなという結論に至りました。
【チェーンオイル】
注油2回
佐世保のHonda wingで無料で注してもらったのと、
札幌のHTBで親切なライダーの方に注油してもらいました。
【タイヤ交換】
前後1回ずつ
ノーマルのビジネスタイヤは約3ヶ月でツルッツルになり、走行に危険を感じるほどに。
札幌で換えたダンロップタイヤはその後2ヶ月の旅に耐え、現在もまだ使えるかなといった残り具合。
過積載で毎日100kmという走行を続けるには、だいたい3ヶ月で1本交換のようです。
【トラブル】
パンク → チューブ交換 : 3回
パンク修理の際に付いた傷が原因のパンクも含めたら5~6回。
大きく分けると静岡の釘、富山の破裂、青森のガラス片の3回となる。
タイヤ交換後のパンクはなし。
燃料コックの詰まり : 1回
東日本中編で大騒ぎした「オーバーヒート疑惑」の正体は、単にパイプの詰まりが原因でした。
その後、北海道あたりでその問題もなくなる。
ゴミがキャブレターまで落ちたか、燃料タンクに戻った。
あるいは油の固着が取れたためと考えられる。
テールランプ球切れ : 2回
西日本後編の台風から避難した時。
北海道枝幸での豪雨明け。
どちらも大雨にさらされた後に切れている。
ヘッドライト球切れ : 1回
東日本後編、千葉で連日の雨にさらされた時に切れる。
ブレーキシュー磨耗:
ワイヤーの調整で走行に問題なし。
クラッチワイヤー:
オイル切れ?ワイヤーが伸びた?
20年前のもののため、四国あたりで動きが悪くなる。
ワイヤーの調整で誤魔化しながら、結局最後まで走行。
キャブレターからのガソリン漏れ:
旅の中盤以降、それまでドレンパイプから漏れていたガソリンがキャブレター本体から漏れるようになる。
走行に影響がないので、現在もそのまま放置。
【事故】
停車中の転倒数回。
ミラー破損 → 交換。
鹿児島で猿の写真を撮ろうとした時・・・
札幌でタイヤ交換中・・・
いずれも慌てて写真を撮ろうとした際にバイクを倒しました。
クラッチレバー等に多少の傷は付いたものの、もともと軽い車体のために大きな損傷は無し。
走行中の事故は、酷道425で側溝に落ちたぐらい。
トラックと対面した際に道を譲る時なので、時速5kmも出ていなかったと思います。
枯葉が大量に積もっていたため無傷でした。
【違反】
なし
50ccで旅を続ける以上、スピード違反その他で捕まるのは免れない事だろうと思っていたが予想に反して違反は1回も無し。
旅の間は常に意識して時速40kmをキープ。
後ろからダンプカーにクラクションを鳴らされようとも、45kmを超えることは絶対にしませんでした。
普段はわりとスピードを出す方ですがバイクに負荷を掛けるのも嫌いなので、過積載の状態では40kmという速度をあまり負担には感じていませんでした。
ただ、大通りなどは40kmでチンタラ走るのはやはり危険ですね。
5ヶ月という長い旅を支えてくれた、このバイク。
最初から最後まで苦楽を共にした唯一の相棒とも言えます。
また50cc(原付一種)というのが、自分の旅にとても合っていたと思います。
ほどよく快適で、ほどよく過酷。
立ち止まったり、引き返したり。
これでもかと寄り道をしながらの1日平均100km。
この相棒のおかげで、とても素晴らしい旅になりました。
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