上陸17日目。
何故だろう?
ここ数日、自分は北海道にいるという事を忘れる。
西日本のどこかを旅していて、冬になってしまった。
そんな感覚なのだ。
東京に戻りたいとは思わないが、西日本には今すぐにでも行きたい。
旅の前半を懐かしく思い出す。
そんな感覚ばかりを覚えていた。
今日は道の駅「はなやか小清水」から、ゴミを満載にしてスタート。
レッツら、ゴー!!
国鉄…じゃなくて、国道244号を知床半島目指して進む。
今日は知床峠、おそらく前方に見える山を越えていく事になるだろう。
久しぶりの峠越えだ。
今日ばかりは真っ直ぐな道ともオサラバだ!
うん…。
たっぷりと真っ直ぐだねぇ。
知床半島に入ると、しばらく海沿いを走る。
知床は細長い半島のため、海が広く見渡せる。
あまりに景色が良かったので、浜で昼食をとる。
頂き物の卵で、タマゴサンド。
しかしここはキャンプにもってこいの場所だ。
満潮時も浸水しない、一段高い所に草地があり。
燃料は山ほどある。
そして、このロケーション。
だいぶ時間は早いが、これだけの好条件!
今日はここをキャンプ地と…
ん?
あら~。
わりと最近お出ましになられたんですね…。
諦めて出発!
途中、オシンコシンの滝という名所らしきものがあった。
が、この賑わい。
人がわらわらいる所に行きたくないなぁ。
道路から見えないのかね?
ブイーーン…
パシャ!!
以上、オシンコシンの滝でした!!
うん、満足!堪能した!!
その後は、待ちに待った峠道に入る。
しかも、なかなかの絶景。
やはり自分はこういう道の方が好きだ。
前方に立ちはだかる羅臼岳が、まるで富士スピードウェイから眺める富士山のようだ。
そして標高約600メートルの知床峠に到着。
ここからは北方領土の国後島を眺める事ができた。
日本人が行く事のできない日本の土地である。
このままロシアに奪われるには、あまりにも本土に近い。
しかし現実は奪われているも同然である。
そんな日本の現状をシカと見届けたぞっ!
峠を下りると、川から湯気が上がっているのが見えた。
そして硫黄の匂い!
これは紛れもなく温泉だ♪
熱々の温泉と、冷たい川の水が丁度良く混ざった場所はないか?
無料で入れる場所はないか?!
このへんは火傷するほど熱い。
このへんは氷のように冷たい。
んがあ!
熱いか冷たいかしか、ないではないかっ!
温泉は諦めて道に戻ると、すぐ近くに普通に無料で入れる所があった。
という事で、かっぱの湯以来の温泉に入浴。
硫黄の匂いがする温泉は九州、おそらく鹿児島以来だ。
※この奥に男湯がありますが、先客がいて写真は撮れず。
峠越えで冷えた身体も暖まり、大満足で熊の湯を後にする。
そこから数㎞進んだ所にある道の駅で、今日は就寝。
いやあ、硫黄って本当に良いものですね。
さよなら、さよなら、さよなら!
2014.08.29
■天候:晴れ
■走行距離:95㎞
■総走行距離:12635㎞
にほんブログ村