CCM11月その2 | 犬好き麻酔科医ブログ

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海外臨床留学麻酔Dog、カブリオレのお送りする、
最新論文から、医療の未来像まで。
日々精進。

ヨシ、
久々、本流に帰り、
CCM11月の続きジャーい。。。

軽いのりで行きましょい。


Elevated Plasma Angiopoietin-2 Levels Are Associated With Fluid Overload, Organ Dysfunction, and Mortality in Human Septic Shoc

Sepsisの原因が、
アンギオテンシン2の値による?、というStudy結果。
コレが高い人は、
輸液必要量、死亡率、臓器障害、凝固機能、サイトカイン量、、などなど、、
すべからく、悪いってさ。
諸悪の根源の一つが、アンギオテンシンなら、、、、
それを阻害することで、、、何か変わる?
似たような病態の人工心肺では、
アンギオテンシン阻害薬をのん出る人に、なんのメリットもないが。。。
コレは、マーカー?原因?
治療しようは、、、あるのか?
色々難しいね。


Neuromuscular Blocking Agents and Neuromuscular Dysfunction Acquired in Critical Illness: A Systematic Review and Meta-Analysis

Icuでは、筋力の低下は大問題たいね。
で、よく悪もんにされるのは、ステロイド、そして、筋弛緩薬。。。
くしくも、筋弛緩薬は、ARDSで、早期の48時間限定で、使うとイイかも?
って風潮もあり、、昔よりは使用頻度は増えてるかもね?
で、Reviewを見ましょう。
1RCT、18観察研究、 2,254 patients。
で、
RCTでは、筋弛緩薬は筋力の低下と関連無し。
OR, 1.21; 95% CI, 0.67–2.19

が、
全部集めると、
OR, 1.25; 95% CI, 1.06–1.48; I2 = 16%
と、ちょっとだけ関連あり、と。

が、
コレには結構なバイアスもあり、と。
ってことで、、、
ま、なさそうだけど、、、、あるかもね?、って。
結局、グレイなままさね。
こういうね、
観察研究集めると、有意に出るデータってね、意外と多いけど、
どうなんでしょ?、結局、RCTのが、えらいっしょ?