富山漫遊3日目の宿。
高岡駅から徒歩10分程、高岡大佛のすぐ側にある和風旅館に宿泊しました。
前回6年前は目と鼻の先の角久旅館に泊まりましたが、その時から気になっていた旅館です。
◆大佛旅館◆
前の通りを行けば、数秒で高岡大佛というロケーション。
左手の擬洋風な部分がポイント。
町家風に奥に長い造りで、その先には蔵らしきものも。
松が歴史を感じさせます。
元は建具屋だったのを、高岡を訪れる商人や職人を受け入れる為、昭和7年(1932)に旅館業へ転業したのが始まりで、創業90年を超えたばかりの老舗旅館。
戦時中は伏木港から上海に渡る軍人の定宿ともなったそうです。
和風のガラス扉に漢字とローマ字で書かれた屋号。
洋風ホテルの風情も漂う。
館内は和モダンな空間。
昭和初期の建築ながら、とても綺麗に保たれています。
所々の調度品に昭和を感じます。
2階の寛ぎスペース。
木彫りの絵画に金箔?な鷹が眩しい。
部屋は階段を上がって正面。
11番
「11番」は和風二間の角部屋。
一人素泊まりの予約の割には、他よりも広くて場所も良い部屋を充てがって下さった?
ひと息ついて、館内散歩開始。
町家ならではの長い廊下。
図書コーナーも。
旅や富山関連の本かと思いきや、六法全書や法学関連本ばかりw
ご家族に法律家でもいらっしゃる?
もしくは、ご当主が経営上、学んだ?
こちらの階段は柵で閉鎖。
1階のレトロなタイル&陶器な洗面所。
尚、トイレ・バスは共同です。
風流な坪庭。
素泊まりという事もあり、宿の方とお話しする機会も無かったのですが、館内に漂う、まるで"誰かの実家"の様な和みの雰囲気がここの良さを物語っている様に思えます。
大佛と共に90年超。
かつての商人宿も今では外国人にも人気の宿。
(この日も外国人老夫婦が宿泊されていました)
次の90年も高岡自慢の宿であらん事を。
角久旅館
前回泊まった角久旅館。
高岡大佛の正面に建っています。
次に高岡で泊まる宿は、大佛か角久か…迷う。
次回、夕飯を頂いた高岡の隠れ家焼き鳥屋の記事を送ります。
続く。
=======宿泊情報=======
宿泊代(1泊食事無し/1人):¥5,000(税込)
計:¥5,000