滋賀漫遊2日目。

 

長浜から琵琶湖沿いに南下して彦根へ。

 

彦根城の前に、重伝建の町並みを巡ります。

 

重要伝統的建造物群保存地区。
(通称、重伝建)

文化財保護法に基づき、市町村が指定した伝統的建造物群保存地区の内、特に価値が高いものとして、国が選定したものを言います。
(現時点で、117地区が選定されています)

 

滋賀の重伝建は4地区。

(坂本・近江八幡・五個荘・河原町芹町)

 

彦根の隣り駅、ひこね芹川駅で下車。

 

◆河原町芹町地区◆

(重要伝統的建造物群保存地区)

 

元和年間(1615年頃)に、彦根城の南東に形成された商家町で、今も江戸期〜昭和前期の町家が連なり、往時の風景が遺されています。

 

全面虫籠格子の様式美。

 

 

旧石橋家住宅

(国登録有形文化財)

 

明治後期に建てられた町家建築。

 

つし二階建てで、袖うだつを持つ町家建築。

 

森家住宅主屋

(国登録有形文化財)

 

江戸末期の町家建築。

 

今も人の生活の場となっている町家たち。

 

 

緩やかなS字を描く通り。

 

 

暫く進むと、町は徐々に寺町風情に。

 

大雲寺

 

曹洞宗の寺院です。

 

妙源寺

 

こちらは日蓮宗の寺院。

 

何やら楽しそうな砦風のお店。

 

 

Y路地に建つ三角町家。

 

 

町家と寺院の風景の次は、擬洋風建築。

 

宇水理髪館店舗

(国登録有形文化財)

 

昭和11年(1936)築の擬洋風建築。

 

理髪店らしく、アーチの上にはバリカンを象った装飾が付いています。

 

 

石田三成の家紋、"大一大万大吉"の暖簾。

 

近畿圏ならではの風景ですね。

 

高崎家住宅主屋(旧川原町郵便局舎)

(国登録有形文化財)

 

江戸後期に建てられた元表具店。

 

昭和9年(1934)、郵便局舎への転用により擬洋風に改築されました。

 

赤ポストで昭和レトロ感倍増。

 

 

滋賀中央信用金庫銀座支店店舗

(国登録有形文化財)

 

大正7年(1918)築の銀行建築。

 

ちょっとメルヘンちっくな出で立ち。

 

重伝建地区はこの"久左の辻"でお終い。

 

芹町地区を後にして、彦根城へ向かいます。

 

続く右矢印

 

 

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