10月の二泊三日の北陸漫遊。
これが最終記事になります。
旅の締め、藩祖を祀るお社へお参り。
◆尾山神社◆
神門
(国指定重要文化財)
明治8年(1875)建立の和漢洋融合神門。
煉瓦と石積みアーチ。
神門内部には壮麗な透し彫り。
銅板で覆われた上層。
鮮やかなギヤマンが異彩を放ちます。
(避雷針は日本最古のものだそうです)
神門をくぐり、御神前へ。
拝殿
<主祭神>
前田利家公
慶長4年(1599)、前田利家が没すると、二代・前田利長はその霊を祀ろうとしますが、徳川の世で公然とは神社創建は出来ませんでした。
その為、卯辰山麓に八幡神を勧請して卯辰八幡宮を創建し、前田利家を合祀します。
加賀の威厳を感じる雄大な社殿。
そして、明治6年(1873)、卯辰山麓から金沢城の金谷御殿があった地に遷座、尾山神社が創建されます。
尚、卯辰八幡宮は宇多須神社となり、今も卯辰山麓の重伝建地区に鎮座しています。
拝殿から望む境内。
旧金谷御殿の庭園が遺されています。
御本殿
煉瓦積みに神紋が配されたモダンな造り。
金谷神社
加賀藩主と正室らを祀っています。
前田利家公像
"槍の又左"の勇姿。
お松の方像
授与所
ガラス張りの近代建築風情。
その傍らには、前田利家のシンボル、黄金の烏帽子型兜が輝いています。
後ろ姿も美しい狛犬。
各地に戦国武将や藩主を祀る神社がありますが、日光東照宮は別として、この尾山神社はそれらの中でも随一の存在感。
充実した旅の御礼をして境内を後に。
御朱印
そして、誘惑に抗えず…
オリジナル木製御朱印帳
徐々に増えつつある未使用の御朱印帳。
おまけ。
少し時間があったので、金沢の人気味噌ラーメン屋へ。
麺屋大河
芳醇な味噌スープに、生姜やニンニクが程良く効いていて、さすがは人気店。
心も腹も満たされ帰京です。
素晴らしき北陸…旅のお仕舞です。