重伝建、美濃町巡り。

 

南側から北側の通りへ。

 

真っ直ぐ突き抜けた通り。

 

 

これぞ商家町。

 

大石家住宅(大石華表堂)

 

明治5年(1872年)の建築。

(庇には秋葉様)

 

米屋から後に表具店となり、今も職人による屏風や障子、襖の製造販売をしています。

 

そして、通りの代表建築。

 

旧今井家住宅

(美濃市指定文化財)

*入館料¥300

 

江戸時代中期の建築で、市内最大級の家屋。

 

15m超の雄大な間口。

 

 

格子も重厚。

 

現在は「美濃史料館」としても公開中。

 

明治時代に増築された明かり取り。

 

 

帳場も往時のままに。

 

 

今井家は紙の原料商で財を成しました。

 

 

家屋の奥行きも15m程あります。

 

 

気品高き欄間の透し彫り。

 

 

中庭には"うだつの町の水琴窟"があります。

(日本の音風景百選)

 

 

裏手の蔵は史料館として公開中。

 

 

通りに戻ります。

 

ある種の様式美を感じる、統一感のある町並み。

 

 

旧武藤家住宅(和料理 椿)

 

音楽イベントも催されているようです。

 

ここで、南北を繋ぐ魚屋町通りへ。

 

「和料理 椿」さんの重厚な蔵。

 

 

岡専旅館

 

江戸時代から続く旅館。

(まだ現役なのだろうか?)

 

"うだつ"には宝珠の装飾。

 

 

時代軒菓舗

 

江戸時代末期の建築を活用した菓子屋です。

 

続いて、重伝建地区を外れて長良川方面へ。

 

昭和な雰囲気の町並みを抜けて。

 

 

途中、素敵な建築達に出会いました。

 

須田家

 

三棟の家屋が連なる巨大屋敷。

 

それもそのはず、町随一の大地主で、明治時代には国会議員も輩出し、その後も銀行を興したりもした名家。

 

田中家住宅(田中製紙工業)

 

重層的な屋根が特徴的。

 

左壁には"うだつ"風の防火壁も見えます。

 

この界隈にかつて紙屋街が形成されていたそうですが、それも今は昔…

 

ペーパーレスな時代、"和紙"に新たな生きる道が生まれる事を願って。

 

長和川沿いの寺社参りへ向かいます。

 

 

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