宮ヶ瀬橋を渡った先の通りを進み、
"郡上おどり像"のある角を過ぎると、
町並みががらりと変わってきます。
ひっそりとした重伝建の町並みです。
重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)
文化財保護法に基づき市町村が指定した伝統的建造物保存地区の内、特に価値が高いものとして国が選定したもので、令和元年12月時点で全国43都道府県100市町村120地区が選定されています。
◆郡上八幡北町◆
(重要伝統的建造物群保存地区)
重伝建に選定された郡上八幡北町を構成する鍜治屋町と職人町です。
右を見ても、左を見ても、
連なる町家建築が統一的な様式美を醸し出します。
観光地としてではなく、生活の場としての郡上八幡の風景がここにはあります。
町家に挟まれ建つ寺院。
通りの突き当たりにも山門が見えます。
この界隈は承応元年(1652年)に大火によりほぼ全焼します。それを機に、町の隅々まで防火水路が巡らされました。
大正8年(1919年)に再び大火で全焼。再建に当たり、間口が狭く袖壁が連なる今日の町並みが形成されました。
軒先に掛けられた防火用バケツ。
その傍らの川柳が面白い。
窓枠が印象的なこちらは元は何だったのか。
軒下の組物の装飾"雲"は岐阜ならでは。
通りを振り返る。
団欒する町の人々。
通りの突き当たりの長敬寺。
慶長6年(1601年)、八幡城主遠藤慶隆が自らの菩提寺として建立した浄土真宗寺院。
ここを右に曲がり、山側の通りへ。
同じく重伝建地区の柳町です。
美濃和紙を扱うお店に旧公民館?とも思える住宅。
時がゆったりと漂う空間を進みます。
通りを抜け、
石畳の坂を出ると、惣門橋に着きます。
重伝建地区はここまで。
再び、
通りを引き返し、重伝建地区の南端へ。
続く
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