茨城漫遊 feat.りんさん、土浦編から寺社巡り編へ。
土浦城から霞ヶ浦沿いに進むこと20分程。
楯縫神社に着きます。
(タテヌイジンジャ)
りんさんの記事を拝見してからずっとお参りしたかった神社。
(記事はこちら)
青銅の扁額には"一宮楯縫神社"の文字。
旧信太郡(現稲敷郡美浦村)の総社、一の宮として崇敬を集めていたそうです。
鳥居の先に続く鬱蒼とした緑の参道。
その先に見えてくる社殿。
りんさんも書いていましたが、
"手付かずの自然ではなく、程よく手が入っている村の鎮守"
まさしく、その通り。
社務所も無くひと気も無いけれど、人々が大切に手入れをして、神社も人々を静かに見守っている…
そんな雰囲気に浸りました。
二の鳥居。
境内は茨城県指定の自然環境保全地域。
辺りを見渡せば、深淵なる自然が広がっています。
森の中にひっそり佇む拝殿。
主祭神は普都主命。
(経津主命と同一神とされています)
創建年代については、紀元18年、608年、807年の三説があるそうです。
いずれにしても、相当の古社。
手水舎。
(水は枯れています)
御神木。
一風変わった社名ですが、「常陸国風土記」によれば、御祭神の普都主命が国土を平定し、高天原に戻る折り、楯を脱いだ地と伝わり、それが"楯縫"に転じたそうです。
当地の西に鎮座する阿彌神社(アミジンジャ/御祭神:建御雷神)との関係が深く、かつては、楯縫神社から阿彌神社へ霞ヶ浦を渡御する古式祭も執り行われていたそうです。
鹿島神宮の式年祭、御船祭と同じですね。
お参りをしていると、
ぽつぽつと雨が。
質素ながら、威厳ある出で立ち。
御本殿。
雨が徐々に激しくなり、一層、深遠な雰囲気に。
木漏れ日の風景も良いのでしょうが、雨の中のしめやかな雰囲気もまた良い。
神様の粋な計らいだったかも?
参道を振り返る。
神と自然と人が共存する素晴らしい空間。
清々しいお参りでした。
ご当地マンホールは村の木・花、ヤマザクラとヤマユリ。
次の寺社へ向かいます。
続く