尾道から三原駅で呉線に乗り換え、
風光明媚な海岸線を堪能しながら1時間。
竹原に着きます。
重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)
文化財保護法に基づき市町村が指定した伝統的建造物保存地区の内、特に価値が高いものとして国が選定したもので、令和元年12月時点で全国43都道府県100市町村120地区が選定されています。
ここ竹原は重伝建地区に町で、最近では、NHKの連続ドラマ「マッサン」のモデルとなった、「竹鶴酒造」のある町としても有名になりました。
訪問はその2年前。
美しく整備された石畳の通路を挟んで、江戸~昭和期の建物が連なっています。
◆竹原◆
(重要伝統的建造物群保存地区)
道の先には「マッサン」のモデルになった竹鶴政孝氏の生家があります。
*見学料¥200
緩やかなカーブを描く"てり・むくり"方式の屋根が素晴らしい。
格子や出窓も印象的。
竹原は赤穂から移入した、入浜式塩田で栄えた町ですが、
この松阪家も、塩田用の石炭問屋業から醸造業まで多角経営を展開し、財を成しました。
町長も勤めるなど、まさに名士。
窓も凝ってますね。
何か怖い…
格子と出窓の透し彫りが素敵です。
黒い木箱は明治時代に使用されていたポストを復元したもの。
郵便局は初代郵便局跡として保存されていますが、このポストは現役だそうです。
その脇を入っていくと、
高台へ続く石段。
清水寺を模した舞台様式。
竹原の町並みを一望出来ます。
順番は逆になりましたが、竹原の町並みから駅方面へ5分程の地に建つ八幡様です。
1194年、幕府の家臣、後藤氏が守護神として家内にお祀りしたのが始まりだそうです。
<御祭神>
応神天皇
後に鳳伏山麓に社殿が建てられ、1658年に現在地に遷座されました。
とても美しいお社でした。
この頃は写真も数枚しか撮らずにまとめていた時期で、この神社の写真もこれだけ…
御朱印も頂いてなかったし。
そんな事もあって、早く再訪しなきゃという感じです。
3年前の旅なのですが、今振り返ると、自責の念ばかり。
見るべき所をちゃんと見ていないし、撮るべき所をちゃんと撮っていない。
それだけ、過去と比べて"漫遊"スキルが上がったという事でしょうから、悪い事では無いのですが、数年後に今の旅を振り返った時、果たしてどう思うのか…
そんな訳で、記事を書けば書くほどに、再訪への想いが強くなります。
数年後も、今を振り返り、"あぁ、再訪しなきゃ"と、もやもやしているのだろうか。
まぁ、でも、それも向上心に繋がれば良し。
続く