映画 牛の鈴音
韓国で「牛の鈴症候群」という
社会現象まで巻き起こしたという映画を見てきました。
韓国の田舎で暮らす
老夫婦と牛のドキュメンタリー映画です。
ナレーションも派手な音楽もない
ゆったりとした映画なのですが
現代社会で私達の最も足りないものを気付かせてくれる
そんな映画でした。
http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/index.html
とっても頑固なおじいさんは
痛い足を引きずりながらも、機会や農薬に頼らずに
おいぼれ牛と共に体を酷使しながら農業を営みます。
60年連れ添ったおばあさんは
悪態をつきながらもおじいさんと共に懸命に働きます。
そんな二人の日常的に交わされている
言葉がずっと心に残っています。
ばあさん
「農薬を使わないから雑草ばかり生えてくるよ。
何故農薬をまかないのか?」
「おいぼれ牛ではなく、機会を使ったらもっと
早く楽に作業ができるのに・・・」
じいさん
「楽をする事ばかり考えるな!」
「農薬を使えば牛が食べる草もなくなる!」
「ゆっくりするのは死んでからだ」
おじいさんごめんなさい
私もついつい楽をすることを考えてしまいます
人間楽したらどこまでも落ちていいってしまいますよね・・・。
便利な世の中で、あえて楽を選ばずにいくというのは
心を強くもたなければなりませんが
生きていく上でとても大切なことです。
そのためにも心の拠り所をしっかりと持ち
何の為に頑張るのか、心の支えを持ちつづけていきたいものですね。