柔らかい決定論 2019-01-20 06:00:52 | 勇気づけの嵐c6217139-08

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<日替り記事>

 

 

【音楽遍(偏・変)歴・ブルース編・10】

 

GSの生演奏に接する事ができたのは、有楽町日劇取り壊し前に復活公演があったウエスタンカーニバルでした。

 

会場を埋め尽くすオバ様方の為、往年のヒット曲が主な演目でしたが、内田裕也さんが唄ったジミ・ヘンドリックス「紫の煙」もなかなかのものでした。

 

また、現・田辺エージェンシー社長の田辺昭知さんは、今回の為にドラム教室で特訓してたと、堺正章さんにからかわれていましたね。

レコードも入手しやすくなり、近藤房之助さん等の様に本格的に黒人ブルースに取り組み出した方々も、こうした先人達へのリスペクトがあった様で、憂歌団の内田勘太郎さんは、元ゴールデンカップスのエディ藩さんと「横浜ホンキートンク・ブルース」をセッションしています。

因みにこの曲、鉄道とブルースを愛する私みたい?な故・原田芳雄さん、作詞者の藤竜也さん、故・松田優作さん、石橋凌さん等の俳優陣や宇崎竜童さん、山崎ハコさん等もよく唄われていますね。

 

原田芳雄さんは、一緒にツアーしたご縁で勘太郎さんと親しくなっていて、憂歌団で愛用していたギターを亡くなるまで預かっていました。


逆に元スパイダースの故・かまやつひろしさんなんかは、関西系ブルース陣との交流も活発で、橋渡し役の様にゲスト参加共演アルバムもいくつかリリースされています。


また名古屋に於いては、ライブハウスから生中継する深夜番組「ムッシュルーム・マガジン」を東海TVが制作していて、かまやつさんは司会をこなしつつ、多彩なゲストとの貴重なセッションにも加わっていました。

この番組のレギュラーバンドを房之助さんや石河光也さんが務めていたのです。

 

ゲストの坂田明さんとのトークで、房之助さんのフリー・ジャズ好きも明らかになってます。

 

また、盟友・玉置浩二さんが宿泊しているホテルにかまやつさんが直接電話し、唄わなかったけど店には来ていたと思います。

 

玉置さんの唄うブルースはアルバム「スペード」でどうぞ。

 

上掲写真のアルバム「ブルースの熱い夜」にも参加しているジャニス・ジョプリン・フォロワーである桜井ゆみさんの出演も嬉しかったですね。


 

この番組には私達夫婦も一度観戦に行ってまして、かまやつさんから番組特製のTシャツを頂いています。

 

(続く)

 

 

<シリーズ・自由研究ノート>

 

 

【お断り】

 

本シリーズでは、今までのキーワードシリーズと異なり極私的見解が多く含まれて来ますし、にわか学習による誤認もあり得ます。

 

なので、アドラー心理学についても触れている、色メガネを通して書いたエッセイとお読み取り頂ければ有難いと思う次第です。

 

 

【勇気づけの嵐・29】

 

13)フリーター家を買う/主演:二宮和也

 

大学を卒業して就職したものの、会社に馴染めず三ヶ月ほどで会社を辞めてしまった武誠治は、以後再就職も出来ずにだらだらとフリーター生活を送り、その事が原因で父誠一との口論が絶えず、母はそんな誠治をかばい続けて来た。

 

だが、ある日母がうつ病になってしまい、姉からもだらしのない現状や自身が気づかなかった母親の苦悩を容赦なく指摘され、このままではいけないとようやく考え始める。

 

 当面の目標として、まず就職することと100万円を貯める事を決め、誠治は家族の為に一念発起する。

 

建設現場では、バイトするこの青年に、次々とトラブルが降りかかる。

 

これも困難克服のストーリー。

 

土木工事のアルバイトを始める誠治でしたが、雨で遅れ徹夜で納期に間に合わせた道路を、トラックで走りながら、貢献感に目覚めるシーンが強く焼き付いています。

 

これがきっかけで最終的に、医療機器メーカーを断った上、「日本で一番自分を必要としている。」と言って、大悦土木の正社員になる決断をするのでしょう。

 

それにしても、いつも怒鳴っている父親の誠一、みんなの勇気をくじいていますね。

 

弱さ隠しの優越コンプレックスでしょうか。

 

母親は、近所のいじめや誠治の退職が原因ではなく、この雰囲気から逃げる目的でうつ病になったのかも知れません。

 

アドラー心理学では原因論ではなく目的論を採りますので、精神病、神経症、自殺、犯罪、不適切言動等も目的に向かって誤って動いていると考えます。

 

その一方で、浮気をしていると思われていた誠一は、実は公認会計士を目指している女性を援助していただけだと言う事実がわかります。

 

会社でも家でも頼りにされていなかった自分を頼ってくれた事に「ありがとう」と言って彼女と別れますが、ここでも貢献感の大事さが分かりますね。

 

(続く)

 

 

【アドラー心理学と信仰・愛について(対神関係論)・29】

 

<アドラー心理学の救済>

 

ここで「アドラーの思い出」と言う著書にあったジャクリーン・コスターのエピソードを一つご紹介します。

 

アドラーの弟子のフリッツ・キュンケルが、神の恩籠と言う概念を持ち込んで、アドラー心理学をキリスト教の信仰と結びつけ、全ての責任を自分で負うと言うこの心理学の視点を訳の分からないものにしていると見て取った彼は「自分の宗教的見解を付け加えるのは良くないのでは?」とアドラーに尋ねました。

 

アドラーは当惑した様子で、ちょっとムッとして言いました。「でも、民衆が求めているのは何でしょうか?私は話したり書いたりする言葉の一つ一つで示してはいませんか?私の行動の一つ一つで証明してはいませんか?私は神を信じている事を。つまり、私は神の僕(しもべ)である事を。」

 

自身の責任で劣等克服、困難克服するアドラー心理学の考えは、他力救済としての神の恩籠を唱えるキリスト教等とは対立するのでは?と捉える向きもあった様です。

 

しかし、何もしないで恩寵を待っているだけで良いなら、聖書の教えを日常の生きる糧にする必要があるでしょうか。

 

困難に出会った時、神からの呼びかけでアドラー心理学に出会ったなら、共同体感覚を目指し、プラス志向も含め勇気づけしながら意識的に代替案を試して応える事はキリスト教信仰にも共通する重要な事です。

 

「<哲学、信仰からの影響>1)劣等克服」のところで地球の軌道の例を出しましたが、人間の力の及ばない事が沢山有り、また極限状態等、生きるのにすごく困難な場合は、「<哲学、信仰からの影響>、<極限状態と共同体感覚>、<ハイヤーパワーとライフスタイル>」で述べた「変えられるもの、変えられないものを見分ける知恵」を得たり、「人事を尽くして天命を待つ」事、そして、極限状態で救いを求めたり、不適切なライフスタイルを改める為、また自分の利益の為でなく、他の人に貢献する為に祈ったり行動する時に、さらに霊的な神からの恩籠を待つのであれば、正に、共同体感覚のアドラー思想による劣等克服と全く違和感なく融合し合う事になると思います。

 

自分本位の考えで焦って方向を間違えたりしないで、共同体感覚に沿って対応する事が、神の呼びかけに応え戸を開けると言う事だと解釈したいと思います。

 

他力救済は、仕方ないとあきらめてしまう原因論的なものではなく、あくまで救いを求める神からの呼びかけであって、選択し自己決定し責任を取ると言う、アドラー心理学の目指す自力救済的側面と矛盾するものではありません。

 

これは共同体感覚誕生の背景や、共同体感覚と言う思想が、キリスト教の新約聖書の教えと共通している部分の多い事を述べてきましたので、アドラーの言わんとする事もお分かり頂けるのではないかと思います。

 

アドラーは「柔らかい決定論」の立場を取っていて、「環境の影響をある程度は認めつつも、それだけで人の性格や一生が決まるものではなく、当人の意識によって変えられるもの。」との言葉を残しています。

 

正に前回書いた「神人協力説」でしょう。

 

(続く)

 

 

<列車で豪!の旅・10>

 

シドニー2日目の夜はホテル近くのキングスクロスへ二人で繰り出します。

 

何だ何だ!

 

徘徊して分かったのですが、ニギニギしく、まるで歌舞伎町の様な雰囲気。

 

ストリートシンガー、ポン引き、ポルノ店等の揃い踏みです。

 

古書店を覗いてみたら、日本の雑誌があって、思わず買ってしまいそうになりました。

 

普通の週刊誌なのに。

 

バーボン&ステーキハウスを見つけ入店しますが、席が一杯で、別室で一杯頂きながら待っていると、お声がかかりました。

 

「ミスター・トーキョー」と呼ばれてしまいましたが....。

 

ようやく豪華ロブスター&ステーキのセットにありつきます。

 

記録更新中!

 

この店にはシブいオジさん達のバンドが入っていて、ジャズ・スタンダードからR&Bまで、私好みの嬉しい演奏でした。

 

(続く)

 

 

<鉄道動画集>

 

YOU TUBE「スヌーピー1」からご覧下さい。

 

 

<プロフィール>

 

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本ブログ中、横300サイズの小画像はお借りしたものとなります。

 

ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。


本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。

また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。

巻き起こせ!

 

勇気づけの嵐。