勇気づけの嵐
<重要なお知らせ>
【記事再掲載のご案内】
本ブログに移行して来る前の記事を現在時刻で再掲載したところ、多くの方にご覧頂き好評でした。
そこで、最初に戻って再々投稿して行きたいと思います。
既にご覧頂いている方々には、はなはだくどい事になってしまいますが、続けてすぐに新規の記事を投稿しますので、少々お待ち頂けると有難いです。
その際、本記事はオリジナル日付2018年12月10日に変更しこちらの記事一覧に加わって行く事になります。
<日替り記事>
【ロケ地巡り】
アドラー心理学岩井俊憲先生もロケ地巡りされた「僕とシッポと神楽坂」。
笑顔の似合う相葉さんですが、影の表情もイイですね。
人と人との関わりに、人とペットの関わりが大きく力を与えるエピソードの数々が、じっくり味わえました。
そして放送期間中、ウチに家族も増えてますね。
【音楽遍(偏・変)歴・ブルース編・6】
ホワイトハウスで開催されたブルースのステージで、オバマ大統領をステージに誘い「スイート・ホーム・シカゴ」を唄わせたバディ・ガイ。
初めて観たのはブルース・ブームが始まった頃、名古屋市公会堂での第2回ブルース・フェスティバルに於いてで、本格的にブルースマンが来日する様になっていました。
第1回にも行きましたよ。
その時の出演者はスリーピー・ジョン・エスティス&ハミー・ニクソンやロバート・ジュニア・ロックウッド 等でした。
ある時「オープンハウス」のマスターから大阪厚生年金大ホールへ行くツアーのお誘いを受けたのです。
大型バス1台借り切って向かったのですが、車内には勿論、房之助さんそして石河光也さん等も乗っていました。
さてツアー当日、車内は、山下洋輔さん・タモリさん等の仲間もよくやっていた様な、バンドマン乗りのどんちゃん騒ぎ演芸大会。
バスガイドごっこやワニの真似その他を楽しんでいる内に、あっという間に大阪着です。
いやー初めての本物のブルースマン、感激でした。
フレッド・ビロウというドラマーの奏法にも、くりびつてんぎょう!
コンサート終了後、帰りのバスは夜行となったのですが、興奮さめやらぬ中、ツアー中の嵐くん達が名古屋から東京に戻る時の様な大騒ぎ!...とはならず、「静かな夜に」なりました。
(続く)
<シリーズ・自由研究ノート>
【お断り】
本シリーズでは、今までのキーワードシリーズと異なり極私的見解が多く含まれて来ますし、にわか学習による誤認もあり得ます。
なので、アドラー心理学についても触れている、色メガネを通して書いたエッセイとお読み取り頂ければ有難いと思う次第です。
【勇気づけの嵐・25】
9)天国で君に逢えたら/主演:二宮和也
舞台は南房総の美しい海辺に建つガン治療センターのカウンセリングルーム。
主人公はガン患者の心のケアをする精神科医・野々上純一。
都会の大学病院の、システム的な診療に馴染めなかった純一が、病院とは思えない空間のカウンセリングルームで、ガンで余命を告げられた患者と向き合う。
ある日、一人の患者さんから「手紙」を書いて欲しいと言われ、何か役にたてることをしたいと患者の最期の想いを届ける「手紙屋」を始めることになる純一。
それぞれの手紙の中には、死を覚悟した患者のさまざまな想いと愛が綴られる。
そんな彼らの胸の中にある死への恐怖、憤り、遺される家族への優しく温かい想いを聞き、“遺書”とも言える手紙を代筆し、届ける純一。
その手紙を受け取り、生きる希望を持つ家族たち。
純一は、患者とその家族を繋ぐ架け橋となる「手紙屋」になるのだった。
誰もが人を想い、誰かの役に立ちたいと生きている。
生きる意味を探している。
大切な人へ大切な思いを伝えること…それは希望。
「今回の現場ではずーっと聴き手だったんですよね。何のストレスもなく相づちを打っていましたね。とにかく人の話を良く聴いた現場でしたね。」と二宮さん。
共感の為には先ず話したい誘惑にうち勝って聴き上手に徹する事から始めます。
相づちも技法の一つとして勇気づけ勉強会のワーク「ELM」で実習します。
ところで、シカゴで学び日本にアドラー心理学を持ち帰った野田俊作先生は、大学の同窓会に行きたいのですが、精神科医の同窓生に比べ、収入が低いので高額の会費が用意できないと言われてました。
でも起きてしまってからより予防が大事と、医師ではなくアドラー心理学を拡める仕事で貢献されています。
何か主人公のやっている手紙屋さんとダブって来ますね。
患者さんも手紙屋さんも、共同体感覚の貢献感に、生きる意味を見いだす事の大切さが伝わります。
(続く)
【アドラー心理学と信仰・愛について(対神関係論)・25】
<逆説と気づき>
フランクルの心理療法で逆説志向と言うのがあります。
これは、今ある神経症の症状や不適切な言動等を、敢えて意識的に自ら強化して行ってみる。
例えば、あがり症で緊張して100cc程の汗をかいてしまうとしたら、倍の200ccの汗をかいてやろうと考える。
汗をかくまいと過度に注意していたことが汗をかく原因となるなら、逆に汗をかこうと過度に注意することで、汗をかかなくする事ができる。
過度の注意力、自己観察は、神経症の原因となるのであり、汗をかいてやろうと言う過度の志向は、働かせたいと思うその当の発汗そのものを働かせなくしてしまう事になります。
また、その状態を受け入れてしまう事で、汗をかく不安から又汗をかいてしまうと言う悪循環を断ち切る事ができ、不安という過剰志向から脱して、自分を客観的に見て冷静に気づきを得るのですね。
こうした態度変更が症状改善につながるのです。
禅に、大死底(だいしてい)の人と言う言葉があり、今までの自分を捨て去ると、新しい生命、真の自分が現われるという考えがありますが、これにも通ずる様です。
逆説と言うのが、適切な言動へのスタートを切る為に、最初に必要な気づきのきっかけになっている事がわかりますね。
逆説と言えばアドラー心理学の根幹にも見られます。
劣等克服、困難の乗り越えは利己的な目的ですが、その理想としての共同体感覚には、利他的な要素があり、これを目指すうちに、利己的な目標も達成できていくところが逆説的で面白いですね。
さて、さらに技法である子育てプログラム「SMILE」や「STEP」にも、逆説はいろいろ出てきます。
・「ほめないで勇気づける」
一般的には、ほめるという方法は、良いものとして書物等でも盛んに薦められています。
しかしアドラー心理学の技法では、上からの評価目線である事、ほめられる為にしか行動しなくなる等の問題があり、共感や自立を目指す為にお薦めしません。
・「良い親でなく責任感ある親に」
心配が先に立ってしまう為、子供のすべき事を代行したり、前もって親の色眼鏡で指導・指示したりする人を「良い親」と言っています。
これは、子供が失敗から学ぶ機会を摘み取ってしまい、自立を妨げてしまいますし、子供の責任まで引き受けてしまう事で、子育ての責任が果たせなくなります。
「ダメな親」と言わないところが勇気づけですね。
・「I-メッセージ等の技法」
ガミガミ怒るのを止め、アドラー心理学のコミュニケーション技法を使ってみると、相手は不意を付かれ、それだけで応答が変わってくる事があります。
そして、前の「<共同体感覚と聖書の言葉>」からも分かる様に、聖書には逆説が一杯です。
以上の様に、なにげに普段から認識している常識を、敢えてひっくり返す事によって、気づきが生まれ、良い方向へ転換するきっかけになることが、非常に大切な示唆であると思います。
(続く)
<列車で豪!の旅・6>
さて、荷物をまとめ、再びスペンサーストリート駅に現れます。
もう20時だというのにまだ夕方の明るさ。
ここから、お待ちかね、シドニー・メルボルン・エクスプレスの寝台車に乗車です。
洗面台があるのはオリエント急行並ですが、何とシャワーとトイレまで個室に付いています。
クラシックな作りではありませんが、快適な旅を満喫できますね。
窓の外が暗くなって空腹に気付き、食堂車へ行ってステーキのコースを注文します。
ここで、今日まで毎日1回はステーキかロブスターを食している事に気づきました。
いくらこちらでは安いとは言え、ちょっと体に悪いご乱行では?との心配が頭をかすめます。
帰り際、ウエイター氏にお願いしてペライチのメニューをお土産に頂いてきました。
勿論、チップは忘れずに!
個室内シャワーを初体験した後、往きの機内とはうって変わり、しっかり眠る事ができました。
翌朝も同じ食堂車にて朝食ですが、かなり混み合っていて、合い席となります。
もうこの頃には、知らない人ともニッコリうなずき体質がすっかりできあがっていて、ああ兄弟姉妹なんだと嬉しくなります。
豪に入っては豪に従えとはこの事ですね。
すれ違う通勤列車等を観察しつつ、ロビーカーでくつろいでいるうちに、シドニー・セントラル駅着です。
(続く)
<鉄道動画集>
YOU TUBE「スヌーピー1」からご覧下さい。
<プロフィール>
本ブログ中、横300サイズの小画像はお借りしたものとなります。
ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。
本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。
また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。
巻き起こせ!
勇気づけの嵐。