(続き)
尾瀬沼周辺にも、ミニ尾瀬ヶ原といった小規模な湿原が点在し、帰りのバスの始発の沼山峠への上り口までは1kmほど大江湿原を歩く。なんとも長閑な風景のなか、緩い登り坂を経て1時間ほどでバス停へ。途中沼山峠展望台に寄るのを忘れたのが唯一心残りであった。
マイカー乗り入れの終点の御池へのシャトルバスが何台も待機する賑やかな沼山峠を後に、路線バスで桧枝岐温泉へ。バス停の目の前が今夜の宿であった。ここはもう東北・福島県で、先週末とは違いクーラーなしでも快適な一夜を過ごす。宿の内湯はコンパクトながら新しく、本当に桧の香るすばらしいもので、アルカリの透明な湯があふれる。露天風呂からは背後に迫る森の手前に茅葺の建物が見える。後でわかったが、この地で年に3回だけ催される歌舞伎の舞台の建物とのとのことであった。先週土曜日がその3回のうちの1回だったそうだ。夕食は、これも先週と同様、岩魚の刺身・炭火焼、山菜各種、そば(裁ちそばという名前)にデザート?の「はっとう」という当地の名物もち、といった渋いラインナップ。
翌朝、最寄駅までバスで1時間余り走るうち、桧枝岐をはじめ、小豆、木賊、湯ノ花、たかつえ、会津高原などの温泉(の入り口)を通過し、温泉街道の趣があった。
到着した会津高原尾瀬口という強引に名付けたような駅は、今は東京(浅草)との間で直通快速電車で結ばれているが、30年前(記録では1978(昭和53)年8月31日)に、国鉄全線乗りつぶしの過程で始めて来たときは、会津滝ノ原という名の会津若松からの支線(国鉄会津線)の寂しい終着駅で、当時の記憶は戻らないものの30年前にたしかにここに来たのだと一瞬懐かしさが蘇った。
帰宅後の測定記録:80.3kg、21.5%。微々増。