今の時代、独り身は珍しくない。
古い言い方をすれば、「独身貴族」。
ある程度の年齢であれば、適度に出世もしていて
稼いだお金は自分の為だけに使う事が出来る。
特定の相手は作らずに、その時を楽しむ相手を見つける事が出来る。
それが男ならば。
男が浮気を繰り返したところで、過剰に責められる事はない。
皆がどこかで「男だから仕方がない」と思っているからではないか。
仮に女性が同じ事をした場合、
はしたない、とここぞとばかりにバッシングの対象になる。
何故女性は慎ましくあらねばならないのか。
私の10年来のアメリカ人の友人、仮にCathyとする。
Cathyは典型的なブロンド美人で、誰もが羨む美貌とキャリアまでもを物にした「成功した女性」だ。
彼女には結婚願望が全くなく、女性も自由で居るのが1番だと常日頃から言っている。
仕事でも成功しているだけあって、彼女は「肉食」だ。
仕事であれ、プライベートであれ。
Cathyはボーイフレンドを常に数十人キープしている。
自分を高める為、食事だけして情報を収集する要員や
見栄えが良く、パーティー等に連れていくビジュアル要員。
セックスの相性がとてつもなく良いらしい性処理要員。
彼らの役割はそれぞれらしいが、その時々のニーズに合わせて
とっかえひっかえしているらしい。
そして、彼女は今年40代に突入するのだが、
20代と言ってもおかしくはない程美しい。
Cathyは、「好きな物を食べて、好きな仕事をして、好きなように生きるのが若さを保つ秘訣」だと言う。
「女性も男のように生きるべきだ」と。
まるで、Sex and the Cityのサマンサのように。
しかし、これはCathyのように人生において成功した女性だけが言える言葉なのではないか。
それに第一、Cathyは自由の国アメリカに住んでいる。
日本では、日本人ではなかなか難しいのではないか。
そして、取り立てて美人でもなく、派遣社員のような働き方をせざるを得ない女性であっても同じ事が言えるだろうか。
女性が「結婚」に固持する理由は「将来の保証」だと思う。
独りが寂しいからだとか、何かあった時に頼れる存在が欲しいからだとか
様々な理由があるにせよ、結局は「将来の金銭的な保証」を得たいからではないか。
例えば、同じ30代男女が就職活動をしたとして、
恐らく女性の方が派遣社員などといった保証のない形で働く確率が遥かに高いのではないか。
そして、男性であれば、稼ぎさえあればいくつになっても若い女性を得る術はある。
男性であれば、結婚したければいくつになっても出来るだろう。
しかし、女性の場合はそう簡単にはいかない。
年を取ればとる程女性としての価値は年々低くなっていく。
女性の場合は「ある一定のライン」を超えなければ男性のように生きていく事は難しいと思う。
かく言う私も、「結婚したくない」女性の中の1人だ。
Cathyまでとはいかずとも、ある程度のキャリアと稼ぎがある。
セックスフレンドも数人居る。
気が向けば、セックスが終わった後に「明日早いからもう帰って」と言って男を放り出す事も可能だ。
この生活をいつまで続ける事が可能かは分からない。
恐らくそう長くは続かないと思う。
ただでさえ、最近は「彼女枠」ではなく「愛人枠」のお誘いの方が遥かに多い。
結婚はしないにしろ、女性である限りは収まるところに収まるしかないのだろうか。