#00239:TUCKER TORPEDO | C2M#モーターショウ

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セリカとシトロエンがメインのミニカーコレクション
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タッカー・トーピード

 

タッカー社は、アメリカの発明家プレストン・トーマス・タッカーが、自身の設計した「理想の車」を大量生産する夢を果たすために、1945年に起業して立ち上げた自動車メーカーです。エレガントなこのセダンは1947年末から1949年初頭にかけて50台が製造されました。

 

この車の理想的で画期的なところは「安全性」を重要視した点であり、シートベルトや衝撃吸収ボディ、破片が飛び散らない安全ガラスといった、現代では常識となっている装備を他の自動車メーカーに先駆けて取り入れました。

 

その他にも、スピード感のある流線形ボディや、ステアリングと連動して左右に向きを変えるセンター・ヘッドライト、乗降時に頭をぶつけないよう配慮されたドア形状など、どこを見ても先進的なクルマなのでした。

 

映画のストーリーにも描かれているように、クルマの出来が余りにも良すぎたため既存の大手自動車メーカーからの反感を買うことになって、タッカー社はあっけなく潰されてしまいます。

 

ぼくは、公開された1988年に映画「タッカー」を観てこのクルマのことを知り、大ファンになって映画のビデオ(VHS)なんかも買いました。47台ものタッカーの実車がパレードをするラストシーンは壮観です。

 

このピンクのミニカーは2年前にヤフオクで比較的安価に落札したもので、43分の1 スケールのソリド製です。