ステント抜去と終わるはずが終わらない話。 | QOL ~Quality of Life~

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日々のいろいろ、仕事、乳がん。
でも、より良い人生のために。
毎日笑って、生きていこう。

9月末。

日帰り入院にて尿管ステント抜去。

8時半に入院し、13時半に退院。

手術室にいたのは、おそらく15~20分くらい?

やっとやっと抜けました!


前日からなんとなく、

入院のいろいろなことを思い出しナーバスになってしまい、

当日はどんよりした気分で病院へ。

当日担当してくださる看護師さんは初対面だったけれど、

「ほんとに大変でしたよね」などと言う。

やっぱりわたし大変だった?

そして手術室の看護師さんのひとりも、

わたしの顔を見て、「ああ!」と声をあげ、

「大変だったね、でも良かったね、抜けるね」というようなことを言ってくれた。

留置のときにお世話になった看護師さんなのかも。

やっぱりあれは大変なことだったのか(笑)

おくすり入りますよ、という声を聞いて、

次に、終わりましたよーという声で目が覚める。

麻酔医がつかない静脈麻酔。

手術台の上で自分で起き上がり車椅子に移る。


ステントを抜いてしまって大丈夫なんだろうか。

それがいちばん不安だったけれど、

抜去後初めてお手洗いに行って、

なんの違和感もなく、ジャーっと出て久しぶりに、

本当に久しぶりに爽快感を味わう!


それまでの違和感、痛み、毎回しぼりだすように出していたこと、

そして残尿感、頻尿は、

ステントを抜いたことで、一気に解消!

なにも感じない身体!

もう嬉しい嬉しい。


最初はけっこう出血あるけれど驚かないで、

と言われたけれど、

それも一切なく、麻酔もすぐに抜け、

先生の診察も終わり順調に退院手続きになった。

帰宅後の注意事項を説明してくれていたとき、

急に「見ます?」と看護師さん。

抜いたステントを見ますか?と。

えええ?

一ヶ月半一緒に過ごしたステント。

見たほうがいいのかどうしたらいいのかとっさにわからない。

結局いいです、と言い退院。

見た方が良かったのかな~?








姉たちに2回目の手術同意書を書いてもらいました。

その席でサプライズ。

もう治ったもんね、と。

今回は姉たちに本当に助けてもらいました。

ふたりがいてくれたから頑張れた。




子宮全摘手術から、抜去までの一ヶ月半。

とにかく水分を摂らなければいけないということで、

もう、カロリーとかあまり考えず、甘い飲み物もけっこう飲んでました。

体重計にも乗らず、だってあたし頑張ったもーんと、

好きなものも食べて。

そしたら。

体重が増えたこと増えたこと!

ダイエットを固く決意した翌日のbillsのパンケーキ。

友人とシェアして、わたしは1枚。

もっと食べたかったよーー(TдT)




相変わらずの秋刀魚好き。

秋は幸せです。



ステントが抜け、全摘の経過も良く、

やっと解放された、

1年越しのいろいろがようやく終わったという安堵。

痛かったし辛かった。

メンタルが辛いときもあった。

でもようやく終わった。

健康で生きるための選択。

これで良かったんだという思いにようやくなれた。


そして、抜去の2日後。

2ヶ月前に受けた会社の健康診断結果が返ってきた。

去年に引き続き、大腸F判定。

要精密検査。


心が折れた。


たった2日後に。

どうして終わらせてくれない?!

どうしてどうしてどうして?

あのときよりも、7年前よりずっと、

悲しませるわけにはいかない人がたくさんいるんだ、わたしには。

健康でいなくちゃいけないんだ、わたしは!

もう誰にも言えない。

これ以上、誰にどう言えるっていうんだよ。

その夜は少し泣いた。


この話のつづきはまた今度。