仕事復帰 | QOL ~Quality of Life~

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日々のいろいろ、仕事、乳がん。
でも、より良い人生のために。
毎日笑って、生きていこう。

今回、

入院手術のために取った有休は13日間。

デスクワークは退院後、

1週間の療養でいいのではないかな、ということと、

上司の出張に合わせて、復帰日を決めました。


退院後、中5日をおいて、復帰の日。

玄関で娘が「無理しないで」と何度もいう。

大丈夫だよ、無理しないよ。

そう言って歩き出す。

そして...。


なかなか着かない(TдT)



もう歩くスピードがすごく遅い。

歩いても歩いても全然進まない。

一応念のために、と、

いつもより2本早い電車に乗れるくらいに家を出た。

せっかちなわたしは普段、

まどろっこしいので駅などでもエスカレーターも使わない。

ホームに電車がくる気配があれば、

階段を一段抜かしで駆け上がる。

次の電車でも全然間に合うのに、走ってしまうのだ。

そんなことをしないように早く出たのだけれど、

とてもじゃないけれどそんなことは出来ず、

並んでエスカレーターの「立ち止まる」ほうに乗る。

そして、人混みではお腹をかばいたくなり、

そろそろと歩くしかない。

妊娠していますバッジをもらえないだろうかと真剣に考える。



そして、もうひとつ恐れていたことが。

連休などするといつも休み明けに思う。

制服のスカートが入りますようにと。

ましてや今回は13連休で、

しかも下腹部には穴が4つ。

普段からキツいスカートのフックがとまるとはとても思えない。


制服のサイズ交換は、

社内メールから、上長承認後に総務に申請する。

なので、こっそり、というわけにはいかない。

サイズダウンならまだいいけれど、

サイズアップは恥ずかしい。

そしていつも10歳上のスーパーお局Sさんと、

「サイズアップだけはしてはいけない」

と言い合っている。

キツいからとサイズを上げたところで、

身体がそのサイズに合ってしまうのは時間の問題だ、と。

食後どんなに苦しくても、

のけぞってでしか座れなくても、

「スカートは交換しちゃいかん」と。



でも今回はそんなこと言っていられない。

だってファスナーが半分しか閉まらないのだから。

上司に、承認をもらい、

期間限定でサイズアップをお願いしたところ、

わたしの希望するサイズだけがいま予備がなく、

新しく取り寄せるので10日ほど待ってくださいとのこと。

この10日のためにほしいんじゃ、わたしは!

ということで、諦める。

半分しか閉まらないファスナーも、

日に日に数センチずつ上がるようになり、

復帰後1週間で、あともう一息でフック到達、というところまできた。

そして、1週間後の同じ日。

駅で小走りしている自分に気づく。

OH!

9/2は小走り記念日。


そして、退院後1週間後の通院。

異常なし。

次回、2週間後の検診で、

ステントをいつ抜くが相談しましょう、とのこと。

話の最中、あの痛みを思い出し、

「ステント抜いてしまって大丈夫なのでしょうか」と聞いたところ、

「大丈夫だと確認できるから抜くんです」

と、にべもない。

ケッ。

早ければ下旬に抜去です。






友人が快気祝いに連れて行ってくれました。

七里ヶ浜の珊瑚礁。

大好きなシーフードサラダ。

テラスで波の音を聴き、星を眺め、

ちょっと幸せな時間。


早くスカートのファスナーがぜんぶ上がりますように。