1月5日で、
最後の抗がん剤投与から2年。
丸2年。
抗がん剤投与中は、
時間が経つのが、
果てしなく長く感じられた。
副作用が酷いときは、
朝なんてもう来ないんじゃないかと思うことも。
とにかく春まで、
春まで頑張れば、
と思い続けた。
実際は3ヶ月足らずだったのに、
人生でいちばん、
長い長い時間だった。
髪は相変わらずショートのまんま。
わたしは相当、
伸びるのが遅い。
トップの伸びの遅さに合わせて、
襟足もずーっとカットしているので、
もうここ半年くらい、
髪型が変わっていないような。
そしてトップはかなり薄い。
ギネス級の多毛だったので、
目立って薄いというわけではないけれど、
かつてと比べると、
間違いなくかなり薄い。
お世話になっている、
美容師Mさん曰く、
お休みしちゃっている毛根の数が多いんでしょうね、
丁寧にマッサージしながら、
シャンプーしてください、と。
どうでもいい毛は、
わっさわさなのに!
そしていまだに、
脱毛と発毛を繰り返すまつ毛。
生え期と抜け期が、
延々繰り返すのに、
もう驚かなくなっちゃったよ。
お月さまは相変わらず音沙汰なし。
2年もないと、
もういろんな記憶が霞んでいて、
「生理って大変だよなぁ、面倒くさそう...」
なんて、
完全に他人事に思っている。
関節痛やら、
頭痛やら、
肌荒れやらはあるけれど、
いま、この2年のなかで、
本当に体調がいい。
ありがたいと思う。
それでもいまもまだ、
時折、この感覚 に襲われることがあって、
以前よりは多少、
立ち直りが早くなったものの、
こうした思いのあとには、
言いようのないような孤独を感じたりする。
今日よりは明日、
明日よりは明後日。
去年よりは今年、
今年よりは来年。
少しずつ少しずつ、
忘れていったり、癒えていったり。
あとは、
時間しか解決できないことなのだろうと思う。
だから、気負わず、
時には流れに任せて、
のんびり行こう。