いまだに熱をもつ、照射した術側の胸 | QOL ~Quality of Life~

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日々のいろいろ、仕事、乳がん。
でも、より良い人生のために。
毎日笑って、生きていこう。

昨日、今日と、


娘のお友達が遊びにきているので、


男前なアタマにバンダナを巻くことに。


家の中でまで、ウィッグしんどいし、


ウィッグを消耗?させたくないし~。


お友達の目に触れないように、


harucoⅠ号・Ⅱ号を、クローゼットにしまい、


今日も準備万全!とお迎えしたら...。


クローゼットのドアが開けっ放しだったよ(TωT)

おかっぱ頭がふたつ、コンニチハ~♪


およよよよよーー汗




ずっと気になっている。


放射線をかけた、術側の胸。


手のひらで包むと、いまだに熱を持っている。



25回の照射が終わったあと、


アウェイの病院にある放射線科へは、


一度も行っていない。


照射終了1週間後の予約は、


まさかのTC投与初日と重なり、


キャンセルしたまま、行っておらず、


その後の診察も、予約を入れていない。



放射線の担当医師のことを、


最後まで人として好きになれなかったことと、


放射線に通っていたときの、


自分の精神状態が最悪で、


あの病院のことを思い出したくない、ということと。


乳がんの治療で、いちばん辛かったのは、


間違いなく、放射線に通った1ヶ月半だ。


思い出すと、当時の気持ちがフラッシュバックしてきて、


絶対嫌だ!と思ったまま、


もう、終了から10ヶ月近くたってしまった。



人の身体は、突起している部分は、


冷たいのだそうだ。


お尻とか、おっぱいとか。


あちちと手をやる耳たぶも、


同じ理由なのかもしれない。


けれど、


左右の胸を、それぞれの手のひらで、そっと包むと、


いまだに明らかに、温度が違う。


照射した右胸は、じわっと熱を持っている。



一度も放射線科のフォローを受けていないことと、


いつまでも熱い胸が気になって、


3月のピンクリボンキャンペーンのときに、


大学病院の放射線科の先生と話す機会があったので、


聞いてみた。


「そうかあ、もう行きたくないくらいヤなことがあったんだ?」


と、いたずらっぽく笑った医師は、


ええー、まだ熱いの?とちょっと驚いたあとで、


放射線の痕の具合は、


本当に個人差があるんだよ、


でも、大丈夫、人より時間がかかるっていうだけで、


必ず落ち着くから、と、


サバサバと話してくれた。


もちろんそこで、


照射した胸を見せたわけでもなんでもないのだけれど、


一度も、その後の状態を見せていなかったから、


教授であるその医師にそう言ってもらえて、


少し、ホッとした。



それにしても、


いまだに焦げてるし、熱いし、


脇の下が、ツートンカラー状態なので、


ノースリーブも着られないし。


昔から、身体の傷跡や蚊に刺されたところ、


日焼けのあとなんかが、


なかなか消えてくれない。


けれど、バイオオイルの効果が少しずつ出ているのか、


ここのところ、色が少し落ち着いて、


照射した肌の表面が、少しだけ、


なめらかになったような気がしないでもない。


色も硬さも、年単位。


白く柔らかくなっているのは、


何年後なのかな。



思い出したくもない、


わたしが通った放射線科の医師だけれど、


ひとつだけ、医師の言った言葉で、


印象に残っていることがある。


副作用を効果が上回るように、


見極めるのが、僕の仕事だ。


そう言っていた。


その頃、抗がん剤をどうするか悩み続けていたわたしは、


頑張るから、30回でも照射してほしい、


放射線をいっぱいかけてもらえたら、


抗がん剤しなくていいかもしれない、


パーセンテージが変わるかもしれない、なんて、


いま思うと笑ってしまうけれど、


本気でそんなことを思っていた。


そう言ったわたしに、


副作用が効果を超えることがあっては、


治療の意味がないのだ、と。


たぶんこの先も行かないし、


あの医師には二度と会うこともないけれど、


その言葉を信じるなら、


万全の治療を受けられたのだと思いたい。







皆さんの焦げ具合はどうですか~(・ω・)/







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