先週、ひどく落ち込んでいた。
乳がんになった「ならでは」、の落ち込みだった。
悪気のない何気ない一言で、こんなに傷つくのだな、と、そう思ったらますます悲しくなって、久しぶりに泣いた。
もちろん家族の前では、そんな顔見せなかったけれど。
乳がんのことでは、家族の前で一度も泣いていないのだ
そんな頃の、娘と2人の夜ごはん。
娘がわたしの顔をのぞき込んで突然言った。
「ねえ、ママはさ、ざんねんっておもったことある?」
残念!!
あるよ、ありまくりだよ、乳がんになんてなっちゃったし、お金はバンバン吹っ飛ぶし、
今だってめちゃめちゃ落ち込んでるし、残念至極だよーーーーーっ(/TДT)/
という思いを飲み込んで、
「そうだねえ、そう思うこともあるよね~」
と、無難に返した。
「あたしはあるよ、うまれてから1回だけ、ざんねんっておもったこと」
娘が真剣に続けた。
「ママがにゅういんした日。すごくすっごく、ざんねんっておもった。ざんねんって、すごくいやなことだと おもった」
ぐっと胸を掴まれたような気がした。
涙が噴き出した。
小学2年生にしては、娘はとても幼い。
その幼さは、今まで何度も周りから指摘を受け、娘の小さな手を引いてあちこち相談して歩いた時期もあった。
わたしの入院中は、病室に来るのにいつもおもちゃでリュックをいっぱいにしてはしゃぎまくり、
こんな時だからということで?、周りの大人には甘やかされ、DS三昧、おやつ食べまくり、
非日常事態に、とても楽しそうな娘であった
告知前、99%がんであろう、と確信したとき、真っ先に、
「ああ、子供なんて産むのではなかった」と心の底から思った。
お腹のなかに娘を戻せたら、どんなにいいだろうと。
それでも親か母親か、と言われようが、非難されようが、そう思った。
これから初潮を迎え、思春期を迎え、大人になってゆく娘の成長を見守れないかもしれない。
そう思ったら、身を裂かれるほど苦しかった。
せめてあと10年、頑張らせてください。
告知の日まで、何度も何度もそう祈った。
そうだね、ざんねんはイヤだよね。
ママもざんねんはだいきらいだよ。
もうあなたに、ざんねんっておもわせないように、ママがんばるからね。
落ち込んでる場合じゃないな。
毎日笑って過ごそう
ざんねんなんて、くそくらえ~~
今日は職場が復帰のお祝いを開いてくれるのだそうだ。
会社持ち~、夜のお出かけ~わ~い
だけどだけどだけど...「焼き肉屋さん」て...四つ足かいっ、店長~~っ
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