有明山の尾根上(標高490m)に築かれた森将軍塚古墳。見学バスに乗ったので、楽して古墳まで行けました~。
森将軍塚古墳
墳丘長:約100mの前方後円墳
前方部:長さ約40m・幅約30m・高さ約4m
後円部:直径約45m・高さ約4m
4世紀末
墳丘は葺石で覆われ、綺麗に復元されていました。
三重の埴輪列と、墳頂には形象埴輪
前方部と後円部では中軸線が20度違っている
ここから見ても中心がずれているのがわかります。
右が飯縄山、その左が戸隠山、映っていないけれど千曲川。
前方部には2基の石室
3号石室からは、40歳くらいの男性の人骨が出土
後円部
曲がった尾根上に造られたので、後円部が楕円形ですね。
後円部には、竪穴式石室の跡をレンガで示してあります。
長さ15.0m・幅9.3m・深さ2.8mの穴が掘られ、その内部に「墓壙」と呼ばれる二重の石垣で囲まれた長さ7.6m・幅2m・高さ2.3mの竪穴式石室(石槨)が築かれている。
この石室は東日本最大の大きさだそうです。
後円部墳頂端から上段テラスの埴輪列
周辺からは、13基の円墳(5 ~7世紀後半)を始め、古墳の裾に沿って埴輪棺や組合式石棺や埴輪円筒棺などの小形埋葬施設が100基近く検出されている
そのなかには6世紀代のものもあり2世紀の間追葬が行われていたと考えられる。
この周辺は森将軍塚古墳に関係する一族などの代々の墓所(奥都城)と考えられている。
3号墳
4号埴輪棺
北東から
有明山将軍塚古墳へ。