雨がひどかったので、先に下野国庁跡資料館へ。
下野国庁模型(東から)
全体の発掘調査はされてませんが、東西540m、南北648m程度の規模と考えられているそうです。
軒丸瓦(鐙瓦)
軒平瓦(宇瓦)
「国厨」の文字が描かれた土器
「土器」、「漆紙文書」、「瓦」、「木簡」、「硯」などが出土しました。
平安時代の書類(漆がついたもの)
下野国印(推定復元)
題籤軸木簡
見出し(題箋)部分を外側に作り出した巻物の軸
前殿
礎石
宮目神社北側の溝内より出土
根石と呼ばれる川原石を穴の中に突きこんだ上に据えられている
北門跡
北から国庁跡へ入っていきます。
宮目神社(宮野辺神社)
社殿
この辺りに正殿があったと思われます(未調査)
前殿
国府の役人が朝賀や元旦の儀式などを行った施設
西脇殿
国府の役人が事務を行った施設
西側に当時のごみを捨てた穴があり、多数の木簡の割くずが見つかった
東・西脇殿は藤棚になっています。ちょうど藤の季節だったので野ですが、雨で・・・
東脇殿
東脇殿の方はあまり藤が咲いていませんでした。
藤棚は、脇殿の柱の位置や太さ、軒の高さを復元して建てられているそうです
。
カナメモチが満開です。
あとから気がついたのですが、手前の溝は「大溝」の跡でした。右にちょこっと見える生け垣が南門から続く塀になるようです。
南門跡から南側を
ここから南大路がずーっとつづいていたのではないでしょうか?
そして、南大路の西側から東西約71m・南北推定90mに瓦葺建物2棟が東西に並列、三面に孫庇を持つ建物2棟、井戸が見つかっています。これは国士館の跡と考えられています。