ヤブジラミ
天の大神の社、坂戸の社、沼尾の社、
三処を合せて、惣べて香島の天の大神と称ふ
常陸風土記
「天の大神社」が鹿島神宮、「坂戸社」が坂戸神社、「沼尾社」が沼尾神社といわれます。「香島」は鹿島です。
坂戸神社・鳥居
というわけで、坂戸神社へやってきました。
鹿島神宮境内附郡家跡 坂戸神社
御祭神:天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
アメノコヤネノミコトは、中臣氏の祖先神とされます。
本殿
本殿
本殿にむっかて左がとても気になるんですけどね~。
一三夜
太陰暦9月 13日の夜に、人々が集まって月を信仰の対象とした講といわれる仲間が集まり、お経などを唱えて月を拝む月待行事。
十三夜の月見には栗や豆を供えるところから、「くり名月」、「豆名月」の名もある。
奥にも建物があったのですが、何かはわかりませんでした。
キジのペア発見!メスは素早く林の中へ隠れてしまいました。いつも声だけ、いてもオスだけ。メスのキジを見たのは初めてです。
この後、坂戸神社からカーナビ通りに、西回りで沼尾神社へ向かいました。
ガーン(゚д゚lll) 通行止めでした。
グーグル地図を見ても、沼尾神社まで行く道は載ってません。下調べで2か所見当をつけていたので、もう一つの道から行くことにしました。
沼尾神社・鳥居
こちらは通れました!
もし行かれるのであれば、大野街道(242号線?)から鹿島さくら園を左折。ひたすら直進、途中不安になっても直進していくと着きます(笑)私は200m位手前に車を停めました。
鹿島神宮境内附郡家跡 沼尾神社
御祭神:経津主神(フツヌシノカミ)
フツヌシは、タケミカヅチとともに葦原中国を平定した神様です。日本書紀のみに登場し、古事記には登場しません。
本殿
明石の浜に上陸したタケミカヅチとフツヌシは、はじめ沼尾社へ行き、その後それぞれ鹿島、香取の地へ移ったといわれます。
常陸風土記には
其の社の南に郡家あり。
北に沼尾の池あり。
古老の曰へらく、神代に天より流れ越し水沼なり。
~中略~
前に郡の置かれし所なり。
<訳>
香島社(鹿島社)の南に郡家がある。
北に沼尾の池がある。
古老が言うことには、神代に天から流れてきた水沼だという。
~中略~
この地は以前郡役所が置かれていた所である。
この後はフツヌシとタケミカヅチが上陸したといわれる明石の浜、そして跡宮へ行きます。