こんにちはキラキラ

先日のブログで、
トラウマ治療の終了に関して
綴らせていただきましたにっこり


過去の出来事は変えられないのに、

トラウマ治療って

何が治るものなの?

と思う方もおられると思いますキョロキョロ


私も、

「話を聞いてもらって、

なんとなくスッキリした気持ちにはなるが、

根本的な解決にはならない

曖昧なものなんだろう凝視


などと思っていました。



ですが、

毎週1回、

2時間超の治療と、

治療と治療の間に出される課題を

毎日取り組むなかで、

変化を感じていったのです。




それは、

自分自身の変化。




過去の出来事は

変えられませんから、

変わるとすれば

自分自身しかないのですよねアセアセ

だからこそ、

治療の途中からは

滲み出てくる怒りのようなものも

正直ありましたショボーン

「私を苦しめた人たちは

何にも変わらないのに、

私ばかりなぜ変えていかなければならないんだ」

って

思ってしまってましたし、

そのままの怒りを

治療者へ語っていたときもありました。

しかし、

そこを乗り越えて行った先に

違うものが見えていったのです。






トラウマ治療においては、

以下に挙げたような出来事に関して

それを【トラウマ】として

治療していきます。




◻︎命にかかわる深刻な病気(たとえば、心臓発作)

口 身体的な暴行(たとえば、武器でおそわれる、争いによって重傷を負う、銃口を向けられる)

◻︎性的な暴行(たとえば、レイプやレイプ未遂、武器で脅されての性的行為)

口軍隊での戦闘、戦争地域で暮らしていたこと

口 児童虐待(たとえば、ひどく叩かれる、自分よりも5歳以上の年長者との性的行為)

口事故(たとえば、自動車や業務中の事故、または火事による重傷や死亡)

◻︎自然災害(たとえば、大きな台風、水、地震)




なので、

いじめとかパワハラとか、

私にとっては

辛い度数が高いと思っていたものが

他にもありましたが、


優先して

性的被害のシーンと

体罰や刃物を使って

実際に怪我をしたシーンについて

選んで治療されていきました。




私の場合、

児童虐待と性被害についての

内容を優先して

治療していましたが、

先生方のお考えもあり、

暴力的ないじめや

過去の交際相手とのトラブルに関しては

(過去の出来事としては存在するが)

トラウマ治療では

取り上げてもらう前に

治療が終了しました。




「なんだかもう、

やらなくて良さそうだね」と、

医師から言われたことにより

終了ですにっこり

ちょっと拍子抜けしていました。





​トラウマで辛い方へ…




自分の中で、

変化したところは

たくさんあると思うのですが、



最大に変わることができたのは、

【過去の自分】の認識かと

感じています。




今思うと、

トラウマ状態にある時って、

現在の自分の中にある

【過去の自分】の存在感が

大きすぎると思うのです。

私は

長年【これ】だったから

何が悪いのかわからないで

生きていました。






過去の自分と現在の自分の

境界線が曖昧だからこそ、


嫌な出来事が

現実のもののように

フラッシュバックしたり、

その時の感情を

リアルに振り返してしまう笑い泣き


こんなことが続くものだから、


【どうせ自分の周りは敵ばかりだ】

とか、

【自分は何をやってもうまくいかない】

とか思い込んでいたと思います笑い泣き




ですが

治療を進めるうち、

はっきりと、

【過去の自分と今の自分との違い】を

感じていくようになりました。






過去と現実の自分に

はっきりとした境界線ができた感じです。



過去は過去。

現在は現在。



過去の自分は、

確かに辛かったし嫌な出来事も

多かったかもしれない。


だけど、

【現在の自分と過去の自分は違うのだから、

嫌な出来事ばかり続くとは

限らないよ】

とか、


【現在の自分は、過去の自分

と違って

パワーを持っているし、

守られているから

大丈夫だよ】

などと

思えるようになったのです。




この変化によって、



辛かった

トラウマ的出来事が、


私の頭の中の

正しい記憶の場所に戻ったというか…


過去の出来事なのに

すぐに取り出せる本棚に置いていたところを

きちんと時系列の場所に

片付けることができたような

気持ちになりました。



すると、

不思議なことに、

あれだけ苦しめられていた

嫌な出来事を思い出しても、

心が動かされない自分になっていました。






なぜ?自分の考え方の変化だけで

そんなに変わるものなのか?

と思う方もいるかもしれません。




トラウマ治療中盤の頃のことです。




私が、

自分に訪れた【記憶の変化】に驚き、

医師に告げると、


『教科書通りの反応ですねにっこり』と

褒めていただいた出来事がありました。




今日はちょっと長くなってしまったので、


私に訪れたこの変化について

次回書いていけたらと思いますスター




トラウマで苦しんでいる方へ

私のトラウマ治療の経験談が

お役に立つと嬉しいです。



 


 


ではまたバイバイ