肩凝りに伴う緊張型頭痛 | セントラルたなか鍼灸院

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新年も明け1月も中旬に入った今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
未だに寒い日が続いておりますので体を温めるようにしましょう。
また、乾燥した日が続きインフルエンザが蔓延しやすくもありますので手洗いうがいをしっかりしましょう。


今回は肩凝りで出現する緊張型頭痛について説明します。

 

緊張型頭痛は身体的・精神的ストレスにより頭蓋筋の持続的筋収縮で引き起こされる。
これが長く続くと阻害性筋収縮が起こり、乳酸・ピルビン酸などの発痛物質が発生し、疼痛が起きます。

緊張型頭痛は後頸部・肩甲上部・肩甲間部の筋群の過緊張が重要な役割を果たしている。
また、不安・抑うつ・ストレスにより大脳辺縁系に作用し疼痛閾値の低下、脊髄抑制系の障害
中枢での神経伝達物質の異常、エンドルフィンの低下などにより中枢性・抹消性に痛覚過敏により頭痛が誘発されます。

 

症状
よく「ヘルメットをかぶったような・ぎゅーと締め付けられる」と表現されます。
動いて痛みが悪化することはありませんが、肩や首の強い凝り、眩暈、ふらつき、全身の怠さなどを伴うこともあります。
子どもから高齢者まで、どの年齢層でも発症し、反復性緊張型頭痛と、慢性緊張型頭痛とがあります。

 

原因
TVを見る・スマホを長時間使うなどの長時間の同一姿勢、精神的ストレス、体の冷え、体に合わない枕など

頭痛が起こったときには、適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促すようにしましょう。


最後に頭痛体操をお教えします。
足を肩幅に開き、正面を向き、頭は動かさず、両手を胸の高さで保ち、水平に腕を振って両肩を大きく回す。
頸椎を軸として肩を左右に90度まで回転させて戻します。
頭と首を支えている筋肉(インナーマッスル)と頭痛圧痛点をストレッチすることで、頭痛を予防しましょう。

 

僧帽筋、大胸筋を伸ばす
「肩を回す体操」 6回繰り返す

両肘を軽く曲げた位置から肩を中心に肘を前後に大きく回します。
内側(前)に回すときはリュックサックを背負うような感覚で、外側(後ろ)に回すときは洋服を脱ぐような感覚で。