肩凝りその2:僧帽筋について | セントラルたなか鍼灸院

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やっと秋らしくなってきた今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
気温の急激な変化で体調を崩しやすい季節ですので気をつけましょう。

今日は僧帽筋について解説していきます。


僧帽筋は、人間の背中の一番表層にある筋肉です。
家族に肩叩きをしてもらう時に一番叩かれる部位でもあります。
 

僧帽筋の起始は後頭骨の外後頭隆起から、項靱帯、第七~第十二胸椎まで続き、停止は鎖骨の外側1/3、肩峰、肩甲骨の肩甲棘です。
機能的に上部、中部、下部の三部に区別され

 

 

  
 

僧帽筋上部は肩甲骨を挙上。
上肢帯が固定させている場合は頚部を同側に側屈。
 両側働くと、頚部の後屈の作用します。
一般的な生活で言うと、肩をすくめる動作や首を下に向ける時などに使用されます。
この部位は肩こりの自覚症状を起こす主要な原因筋として広く知られています。

 

僧帽筋中部は肩甲骨を後ろに引く作用です。
背伸びや深呼吸といった胸を張る動作に使用されます。
僧帽筋の中でも凝りやすい筋肉でもあります。

 

僧帽筋下部は上部とは逆に肩甲骨を下に回旋する時に使われる筋肉です。
僧帽筋の中で最も使われる筋肉で動作としては物を引っ張ったりする時などで刺激される筋肉です。


僧帽筋の最も重要な働きは、三角筋の働きを助け、肩甲骨を安定させることにあります。
この部分が弱いと肩甲骨が外側に開こうとするので猫背の原因になってしまうこともあります。

 

以上僧帽筋についての説明でした。
ご家族に肩叩きをお願いする際は僧帽筋は背中の真ん中ぐらいまで存在しているので肩だけでなく肩甲骨の間までしっかり叩いてもらいましょう。