介護施設は設備より、やはり人です。 | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

認知症の親を施設に入所させようと考えているのだが、どのような施設に入所させれば良いのでしょうか?と研修で良く聞かれます。

基本的には特養やグループホーム、また有料などが思いつきますよね。
特に認知症棟といわれる専門棟があれば尚良いと思いますが、必ず専門棟があれば良いとは言えないのが現状だと思います。
設備が整っていてもそこで働いている職員の質が悪ければ、最悪な事態になる可能性だってありますから。



随分前の話になりますが、私の施設でも最悪な事が起こったこともありました。
私の法人でも認知症棟はありますが、虐待が起こったこともありましたね。
今でこそ認知症介護に適した人員を選抜していますが、ひと昔はそんなのお構い無く人員を選抜していた時期もありました。
その時は暴言があったり身体的虐待も。
それで行政が入ったことも……



重要なのはそこで働く職員の質です。

いかに認知症に対する知識があるか……
また知識は無くとも、優しい心で利用者と向き合えるか……

それが一番重要だと考えます。

確かに施設の設備は重要ですが、設備が整っていても介護するのはやはり職員ですからね……
施設の職員の匙加減で穏やかに生活できるか、出来ないかが決まってくると考えても良いかもしれません。



自分の大切な家族を入所させるにあったっては慎重に考えて下さい。